タイヤの性能を維持するために
クルマにとっては、
欠かせない部品の『タイヤ』なんですが、
タイヤの機能について、よく言われているのが、
『ハガキ1枚分の面で車を支えている』
というものです。
たしかに、
タイヤが路面に設置している部分は、
1本あたりハガキ1枚程度の面積なので、
それをタイヤ4本で車1台分の重量を
支えていることになります・・
ところで、、
このメルマガでもよく話題にしている
EV(電気自動車)の場合は、
ガソリンの代わりに
金属で作られた重たいバッテリーが、
電気を溜めるために搭載されているので、
エンジン車よりもより車重は重くなります。
仮にガソリンタンクの容量を
60リットルだとすると、満タン時の重さは
大体7〜80kgでしょうか・・
それに対してEVのバッテリーは、
ガソリンタンクの3〜4倍の重量
(大体2〜300kg)となるので、
タイヤ1本当たりの負担を計算すると、
50〜70kg増えることになります。
するとタイヤ1本に付き、
大人1人分増えることになるため、
5人乗りのEVには、
9人乗りのエンジン車と同等のタイヤを
装着する必要があるんですね〜
逆にいうと、
それだけタイヤへの負担や、
パンクする可能性も増えることになり・・
そのためタイヤメーカーは、
車の重量に耐えながらも摩耗しにくく、
しかも燃費(電費)や快適性を損なわない
タイヤの開発に力を入れています。
ただ、
タイヤそのものの性能がいくら良くなっても、
タイヤには空気が入っているため、
空気圧を適正に保つなど、
定期的なメンテナンスを実施しないと、
その性能は維持できません。
ところが、ユーザーにしてみれば、
そうはいっても、じゃあどんなタイミングで、
どういうメンテナンスをすりゃいいんだ!?
ってなりますし、
仮にその方法を知ったとしても、
全てのユーザーが出来る訳じゃありませんよね。
そこで『空気圧センサー(モニター)』
と呼ばれるデジタル機器の登場です!
タイヤには空気を充填(じゅうてん)するための、
『バルブ』という部品が元々付いているので、
その部分に空気圧センサー機能を追加したり、
最近では、
タイヤの内側にセンサーを張り付けて、
タイヤの『たわみ具合』を計測することで、
空気圧以外にも摩耗の度合いまで
知らせてくれるものもあります。
こういう時には、
人任せにするよりも
決められた通りに作動してくれる
デジタル機器に頼るのが一番確実で、
失敗の少ないやり方です。
関谷はやと
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