今どきのディーゼル・エンジン(その2) 

From:関谷はやと


前回のメルマガでは、
『今どきのディーゼルエンジン』
というタイトルで、
環境に対する関心が高まったことから、
ここ1〜2年の間に、
EVへの注目度が急激に上がったものの、

現在でもヨーロッパの自動車メーカーや、
ガソリン車が主流の日本市場においても、
SUVや一部の乗用車に採用されている、
という現状について取り上げました。

また、この10年ほど前からは、
軽油を燃料とするディーゼルエンジンの
排気ガス中に含まれるディーゼル黒煙や
NOx(窒素酸化物)といった
有害物質を低減するために開発された

『クリーンディーゼル・エンジン』
と呼ばれるエンジンが主流となっていて
このタイプのエンジンで有名なのが、

以前から、乗用車や小型トラック向けの
ディーゼルエンジン開発に力を入れていた
日本のマツダというメーカーで、
『スカイアクティブーD』と名付けられた
クリーンディーゼル・エンジンを発表したことで、

ヨーロッパを中心にユーザーからの評価を受け、
日本市場でもディーゼル乗用車のカテゴリーで
独特のポジションを築いています。

まあ、ディーゼルエンジンにとっては、
環境問題に対応するための進化、
であるには違いないんですけど・・

ところが、
排気ガス対策を優先し過ぎたあまり、
クリーンディーゼル・エンジンを
搭載した車が登場し始めた頃は、
僕たちメカニックにとって、
ものすごくメンテナンスに気を遣わなくちゃ
いけない車になってたんですね。

最も代表的な例は、
エンジン車にとって欠かすことの出来ない
オイル交換の際にも、
クリーンディーゼル・エンジン用に開発された
専用のオイルを使用しなくちゃならず、

しかも交換サイクルを、
他のディーゼル車より厳格に守らないと、
後々トラブルが発生しやすいとか・・

また専用品であるがゆえ、
他のディーゼル車には使えませんし、
おまけに仕入れ価格も割高になります。

愚痴っぽく聞こえるかも知れませんが、
でもこれって、
いくら環境対応のためだとはいえ、
実はユーザーにとっても、
価格やメンテナンス性の面で
負担増となっているんですよ。

こうしたシビアさを求めた結果、
クリーンディーゼル・エンジン本来の
メリットが評価されないまま、
特に日本市場では、
マニア向けに近い位置付けのモデルとして、
認識されてしまっているのが現状です。

関谷はやと

 
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