ソニーとホンダが共同でＥＶを（その２）　

From：関谷はやと

前回のメルマガでは、
あのソニーとホンダがＥＶを共同開発する！
という話題についてお話ししたんですけど、

では、一体なぜソニーは、
数ある自動車メーカーの中からホンダと、
また対するホンダも、
アップルやグーグルに代表されるように、
ＥＶに参入したい異業種がたくさんいる中で、
どうしてソニーとの提携を決めたのか？

ソニーもホンダのどちらも、
日本の企業同士だから・・というだけじゃ
ちょっと説得力に欠けるし、

今後は様々な企業同士から、
同様の提携話が持ち上がると思うので、
今回いろいろと考えてみることにしました。

そこで、まずソニーが創業した当時の
時代背景を見てみると、

学生時代から発明家として有名だった、
井深大（いぶかまさる）氏が中心となって、
戦後すぐに前身となる会社
『東京通信工業』を創業するんですけど・・

実は井深氏はその前に、
軍需電子機器の会社を立ち上げ、
今でいう『誘導爆弾』の
誘導装置を開発していたんですよ（驚）

そういった背景から察すると、
戦後ソニー（前身は東京通信工業）が、
創業されて間もない頃の材料や部品の
ほとんどは、軍需品だったものが
民生品向けに流用、転用されたことによって、
調達できたんじゃないかと思います。

その結果、
日本初のテープレコーダーや、
ラジオの小型軽量化に大きな影響を与えた
『トランジスタ・ラジオ』を作ることができた、
という側面もあるはずです。

こんな感じで『井深大』という、
飛びぬけた能力を持った人物と
当時の時代背景というタイミングとが、
見事に重なり合う形で、
ソニーという企業が誕生したんですね〜

そして、
この後お話しするホンダも
ソニーとほぼ同じ時代背景の中、
似たようなキャスト、ストーリーで誕生し、
戦後の日本経済の復興を後押しし、
現在のように世界をリードする企業へと
成長していきます・・

関谷はやと

 
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