自動車オークションの様子が変わってきました　

From：関谷はやと

『納車までに、まあ半年はかかるでしょうね・・』

この最近、車販売店（ディーラー）のセールスマンと
話をしていると、この話題が１００％と言っていいほど、
出るようになりました。

その理由は、
いつもこのメルマガを読んでくれているあなたなら、
きっとお分かりだと思いますが・・

コロナ禍によって
車関連の生産活動が停滞したのに加えて、
リモートワークや『巣ごもり需要』のため、
情報通信機器や家電製品の販売が伸び、
それらに使われている半導体の需要が
急増したことによって不足気味となり、

元々、様々な部分に半導体が使われている
自動車にも、その影響が及んだことで、
納期遅れという形となって表れたためです。

そのため、
先日もこのメルマガでお話ししましたが、
人気のあるモデルだと新車の納期も年単位となり、
それらのモデルが、
業者向けのオークションに出品されると、
新車の価格を軽く上回るという、
逆転現象まで起こっているんですよ（驚）

まあ、希望の車を早く手に入れたい！
という人にとっては、たとえ新車より高くても
自分が納得できる価格なら購入しますよ、
という考え方が、
一定数存在しているということですね。

こうしたユーザーのために、
人気があって、しかも納車までに
半年以上から数年かかるようなモデルに、
あらかじめ狙いを定めて仕入れておいて、
新車と相場との価格差で収益を挙げるという
人たちがいるんですけど・・

ただ、このスタイルのビジネスは、
『当てもの商売』とも言われていて、
実際に、新車価格を上回るほど
人気が出るモデルなのか？といった、
不安定要素を含んでいる側面もあり、

僕から見ると、
ハイリスク、ハイリターン的な
ビジネスモデルだと思います。

それとは別に、
もう一つ興味深い現象として、
この最近、
人気モデルだからという理由じゃなく、

キャンピングカーやキッチンカーみたいに、
車の加工や架装（かそう）が必要なため、
注文してから納車されるまでに、
どうしても時間が掛かってしまう車が、
オークションに出品されるようになりました。

こちらも、
『早く乗りたい、手に入れたい！』といった、
ユーザーの需要に応えた形のビジネスです。

特にキッチンカーのような、
ビジネス目的で使用される車の場合、
すでに出来上がっている車を手に入れることで、、
製作期間を待つことなく、
ビジネスをスタートすることが出来ますよね。

またキッチンカーの作り手側にとっても、
ユーザーからの受注の波に影響されることなく、
計画的に製作していくことが出来るので、
製作コストが抑えられ、それが結果的に
収益増へと結びついていきます。

関谷はやと

 
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