価値が生まれる要素、それは！？　

From：関谷はやと

『不足が価値を生む・・』

このフレーズは、
僕があるセミナー動画を見ていたとき、
講師の方が『経済活動』について、
一言で表現したもので、
ある意味名言じゃないかと思っています。

というのも、
以前このメルマガでも話題にした、

トヨタが１４年ぶりにモデルチェンジした
大型ＳＵＶ『ランドクルーザー』という
モデルがあるんですけど・・（以下ランクル）
 

そのランクルが発売以来、
受注が殺到し過ぎたことで現在では、
いま注文しても納車までに、
なんと４年も！？待たなくちゃいけない・・
という状況になっているんです。

ちなみに、
こういったＳＵＶタイプのモデルは、
万人向けに作られたモデルに比べると、
どうしてもユーザー層が限られてくるので、

どの自動車メーカーでも、
あえて販売台数自体も控えめ予想して
生産計画を立てる傾向にあります。

ところが世の中で脱炭素とか
車の電動化に向かい始めたことをきっかけに、
ＥＶが注目されるようになると、

世界中の自動車メーカーが、
ランクルのようなＳＵＶタイプのＥＶを
次々と発表するようになりました。

その理由のひとつは、
大きな径のタイヤを装着するＳＵＶだと、
地面と車両の床下との空間が広く取れるので、

床下に電池を敷き詰めるＥＶにとっては、
電池を置くスペースを確保しやすいのと、、
万人向けに作られるモデルよりも
ＳＵＶにした方が、コスト面でも
余裕を持って作ることができるからです。

ただ今回お話しするランクルには、
ガソリンとディーゼルのエンジン車しかなく、
ＥＶやＨＶの設定は無いものの、

その分、他のＥＶやＨＶモデルと比べて
車両価格に割安感が持たれたことや、
ＳＵＶへの人気が高まっていることもあり、
とにかく売れているんですね〜

ところが、
納車までに４年も待たなくちゃいけない、
なんて話を聞くと余計に、すぐ乗りたい！
となるユーザーも中にはいて・・

大抵の場合そうしたユーザーは、
今すぐ乗れるなら、
定価より少しくらい高くても買います！
といったマインドになっています。

すると、
すでにランクルを手にした人から、
『購入した価格よりも高く買い取りますよ！』
みたいな買取り業者も現れるようになり、

そこで買い取られたランクルが今度は、
自動車販売業者向けの
オークションに出品されたりします。

ちなみに、
直近のオークション相場では、
新車価格およそ８００万円のランクルが、
なんと2倍近い１４００万円以上！？
『不足が価値を生む』を地で行ってるのが
まさに今のランクルなんですね〜

関谷はやと

 
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