カレー愛をこめて、もう一話　

From：関谷はやと

 

前回のメルマガでは、
僕の地元、愛媛県で創業１５０年以上を誇る
老舗の和洋菓子店が、
東京オリンピックのお土産用として
揚げ菓子を製造するための
大型フライヤーを導入したものの、
コロナ禍によって、
揚げ菓子の注文が止まってしまい、
ピンチに立たされたことをきっかけに・・

じゃあ、
同じ揚げ物のカレーパンならどうだ！
ということでカレーパンに挑戦したところ、
カレーパンのコンテストで
金賞を獲得するまでに商品力が高まり、
その結果、今ではカレーパンが
新たな取扱商品になっている・・
というお話をしました。

僕もカレーパンが、というか、
カレー自体好きなメニューなので、
こういう話を聞くと何だか嬉しくなります。

そこで、
今回のメルマガもカレーパンつながりの
お話しをしたいと思います。

３ヶ月ほど前のこと、
松山市内を車で走っていたところ、
ある飲食店の入り口に『カレーパン』と書いた
看板が掲げてありました。

ちなみに、その飲食店というのは、
この辺りでよく見かける
ごく普通の『うどん屋さん』です。

まあ、うどん屋さんのメニューにも
『カレーうどん』があるので
カレーと書かれていても、
そこまで違和感はないんですけど・・

たしかに、、
自家製麺をやってるうどん屋さんなら、
小麦粉を使ってパンを作ることもできますし、

天ぷらも揚げているはずなので、
カレーパンを揚げるのも、
持ち合わせの調理器具で対応できます。

ただ、それにしてもカレーパンとは！？

前回もお話ししましたが、
カレーパンってパン屋さんの中でも
競争が激しいメニューなのに、
うどん屋さんが挑戦するには、
あまりにも・・って思ったんですよ。

たぶん、
店内飲食のお客さんが減少しているので、
持ち帰りメニューを補強する意味で、
カレーパンを選んだんじゃないかと、、

でもカレーパンの価格って、
コンビニで１５０円そこそこ、
パン屋さんでも２〜３００円の価格帯です。

その中で、
うどん屋さんのカレーパンとなると、
最初のうちは意外性で売れるかも知れませんが、
収益面を考えたら、揚げる前に
作り置きができるという点以外では
メニューとしてはちょっと弱い気がします。

そう思いながら、
うどん屋さんの前を通り過ぎていた時、

じゃあ僕がうどん屋さんだったら、
どんなカレーパンにするか？と、
自分のアイデアを練るトレーニングとして
考えてみたのが、
『カレーうどんパン』というメニューでした。

これなら、
元々お店で出しているカレーうどんを
カレーパン用にアレンジして作れますし、

何より、カレーパンを食べてもらうことで、
その後にお店のカレーうどんへと
お客さんを誘導することが出来ます。

そして極めつけは
『カレーうどんパン』という
名前の意外性とインパクトによって、
お店の前を通った人に
『一体どんなカレーパンなんや！？』
と興味を持ってもらえるはず。

しかもカレーうどんパンには、
そもそも他に競争相手がいないので、
自分が決めた価格でカレーパンを
販売することが出来ますからね〜（笑）

関谷はやと

 
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