新たな飲食ビジネスになるのか！？　

From：関谷はやと

多くの、というかほとんどの飲食店にとっては、
コロナ禍の影響が直撃したことで、
落ち着きを取り戻しつつある現在でも
苦戦を強いられているお店がたくさんあります。

そんな中登場したのが、
従来型の店内飲食スタイルを見直して、
お店で作ったメニューを持ち帰ってもらうとか、
『持ち帰り（テイクアウト）』自体を
お客さんに代わって自宅まで運んでくれる
『フードデリバリー』というビジネスで、

目新しさのほか、
コロナ感染予防といった面もあって、
さらに使ってみたら意外と便利だった・・
という声が一定数あることも分かり、
ある意味、
新たな飲食スタイルが定着した感じです。

ところが、
この新たな飲食スタイルには、大きな課題があって、
それはテイクアウト・メニューの販売だけで
果たして採算が出るかどうか・・

というのも、特にお酒の飲める飲食店にとっては、
店内で提供していた酒類の売上があって、
初めて採算ベースに乗る、という店も多く、

そういったお店にとって、
テイクアウト・メニューへの取り組みは、
どうしても、とりあえず今の苦境をしのぐ・・
みたいな状況になってて、やはり、
コロナウィルスの影響がある中での営業は、
様々な制約もあり
厳しい環境なのは間違いありません。

そんな背景から、
『酒類の販売による収益が見込めない』ことを、
当然のこととして受け入れた上で、
収益構造を見直すお店も現れてきました。

その一つとして話題になってるのが、
『餃子の無人販売』というビジネスで、
『街中華（まちちゅうか）』と呼ばれるような
お店の餃子をテイクアウトどころか、
調理もせず焼く前の冷凍状態のままで、
しかも無人販売所で提供するという、、

一見すると、
そんなのでうまくいくのか！？
と思われるようなビジネスが全国に広がっていて、
意外と儲かっているらしいんです・・

その理由は、
無人販売なので２４時間営業していても、
人件費がほとんど掛からない仕組みと、
餃子○○個で１０００円！？という、
きわめてシンプルで分かりやすい価格と、

もう一つは、
『安いようで実は割高な価格設定』
つまり、お店で食べる餃子よりは安いけど、
スーパーで売っている冷凍餃子と比べると
少し高い価格設定というのが、
ビジネスの成功の秘訣だったんですね〜

そう考えると、
価格設定さえ受け入れてもらえれば
別に餃子じゃなくてもいい訳で・・
すると今後は、
こうした無人販売スタイルのお店が
増えてきそうな予感がします。

関谷はやと

 
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