２０４０年にはガソリン車を・・　

From：関谷はやと

つい先日まで、
国連気候変動サミット『ＣＯＰ２６』が
イギリスで開催されていましたが・・

会議の結果、２３の参加国が、
２０４０年までに
ガソリン車の新車販売を打ち切り、
ＥＶなどの排気ガスを出さない車に
（ＺＥＶ：ゼロ・エミッション・ビークル）
切り替える宣言に合意したそうです。

逆にいうと今回の宣言に合意した２３か国は、
あと２０年もすればＥＶ（ＺＥＶ）しか
販売できなくなる・・となります。

まあ、日本で車に乗っている僕らからすれば、
なんとも極端な話だなあ、と思います。

そのため日本は、
ＣＯＰ２６の会議には参加したものの、
『その宣言には同意できません』
という方針で終えたんですね〜

ちなみに、
この宣言に同意しなかったのが、
日本以外にアメリカ、中国、ドイツと、
自動車の主要生産国ばかりだったので、

２０４０年までに
ガソリン車の販売を打ち切って、
ＥＶ（ＺＥＶ）に切り替える、という目標が、
いかに困難であるのかが、よく分かります。

さらに今回の会議では、
ＣＯ２よりも温室効果が高いとされる
『メタン』という物質の発生抑制について、

何とアメリカと中国が、
『メタン排出削減に向けて協力する』
という共同宣言を出しました。

政治面だけじゃなく経済面でも、
お互いが
『いがみ合ってる』ように見える両者が、

『メタン排出削減』についての、
方針というか、利害が一致したのは、
とても興味深い出来事だと思います。

僕の考えすぎかも知れませんが・・

もし、この結果が
ＣＯＰ２６の狙い通りだったとしたら？
議長国であるイギリスの手腕は
大したものだと思います・・

ところで、
この『メタン』なんですけど、一説では、
ＣＯ２の２５倍もの温室効果を出すため、

排出量の削減については、
ＣＯ２より重要とも言われています。

ただ、、
ＣＯ２もメタンも、
そんなに害悪なのか！？というと、
実際にはそうでもなく、

半導体の素材や、
水質浄化のろ過装置に使われる
『カーボンナノチューブ』
の材料にもなってるんですよ（驚）

そうやって考えていくと、
何時いつからはガソリン車の販売はダメです！
みたいに決めつけてしまうよりも、

もっと産業全体を広く見て、
自動車政策を打ち出していく方が、
その後の混乱も
少ないような気がします・・

関谷はやと

 
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