テスラ方式　

From：関谷はやと

先週の木曜日（１０月１４日）
夕方以降の時間帯を機に、
ＮＴＴドコモで通話やメールといった
機能が使えなくなる通信障害が発生し、

帰宅、貴社時間帯とも重なって
一時大混乱に陥りました。
数時間後には復旧の見通しが立ったものの、
回線によっては翌日以降まで復旧が遅れ、

携帯端末を使った便利な生活スタイルにも
改めて課題が見つかったような気がします・・

ちなみに、、
復旧が遅れたのは３G回線だそうで、
いわゆる『ガラケー』向けの通信帯です。

まあ、電話や文字メール、
シンプルな情報取得にだけしか
利用しない人には『ガラケー』の方が
スマートフォンと比べて
バッテリーも長持ちするし、
『ウィルス』への心配も少ないです。

ただ、、
スマートフォンを主流とすれば、
ガラケーは旧式扱いとなるため、
ＮＴＴドコモにとっても、
通信設備への投資を絞らざるを得ません・・

僕の想像ですが、
今回のガラケー復旧遅れは
そんな理由もあったんじゃないかと思います。

でも、利用者は、
毎月の通信料を値切ってる訳じゃなく、
電話会社が請求してきた通りに
ちゃんと料金を払ってるので、

『復旧を後回しにしたんじゃないのか！？』
とまでは言いませんが、、

ここは何かの対策を立てなきゃダメだと・・

でも本音のところは、
『３Gにそこまで資金をつぎ込めない』
なんでしょうね〜

そこで考えたのは、
前回のメルマガで話題にした、
アメリカのＥＶメーカー『テスラ』が、
新車を販売する際、
後で車載コンピューターのプログラムを
通信（Ｗｉ−Ｆｉ）だけで
アップデートできるように、

車を作る最初の段階で、
その機能を備えたコンピューターを
あらかじめ搭載しておくという方式です・・

さらに走行用バッテリーも同様で、
ユーザーが使う使わないに関係なく、
最初から大きな容量の
バッテリーを搭載しておいて、

ユーザーが希望すれば、
プログラムのアップデートによって、
バッテリーの機能が最大限まで使える、
というシステムにしています。

これによって、
コンピューター本体やバッテリー自体は、
テスラの持ち出しになりますが、

その代わりグレードによって
車を作り分ける必要がなくなるので、
テスラにとっては、
大きなコストダウンになるんですね〜（驚）

この方法を使って、
いま使われているガラケーを
中身は主流のスマートフォンと同じでも、
ガラケー並みの機能制限にしておけば、
旧式の３G回線を使わなくて済みますよね。

もちろん、
ユーザーの希望によって、
使える機能を増やせるように

有料でアップデートできれば、
投資コストの回収も可能です。

関谷はやと

 
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