ボディーにも注目して欲しい!
この最近、車に関する話題といえば、
電動化についての話が
圧倒的に多いんじゃないでしょうか。
ところが、その中のほとんどは、
車を走らせるための動力が、
エンジンから電気モーターへと置き換わる、
という内容ばかりなんですよね。
たしかにユーザーにしてみれば、
電動化によって、
今までガソリンを給油していたのが、
コンセントを接続して充電する、
という風に使い方が変わるので、、
車の動力がエンジンから
電気モーターへと置き換わる、
という風に伝えるのが、
一番身近で分かりやすいため、
そうなるのも仕方ありません・・
でも、実はEVのボディー構造って、
今までのエンジン車とは大きく変化していて、
電気モーターの話題に隠れて
見逃してしまいそうだったので、
今回お話しすることにしました。
ではさっそく・・
EVが、それまでのエンジン車と
大きく異なっているのは、
車にとって超重量物となるバッテリーが、
新たに搭載されることです。
ちなみに、その重量差は、
コンパクトカークラスで2〜300kg
いくら排気ガスを出さず、
環境にやさしいといっても、
バッテリーを支える車のボディーや
タイヤや道路にとって、この重量増は、
かなりキビシイと思います。
しかも、
航続距離を伸ばそうとすれば、
バッテリー容量を大きくしなくちゃならず、
するとそれが、
さらなる重量増となって、
ボディーがふらついてしまい、
走行安定性も悪くなります。
そして重量が増えると、
衝突時の危険性も増すため、
EVのバッテリーというのは、
非常に悩ましい部品なんですよね。
そこで自動車メーカーは、
バッテリーそのものを、
部品として搭載するんじゃなく、
重量を活かして車の土台
(構造物)にすることができれば、
走行性能も安定して、
デメリットを打ち消してくれるじゃないか!?
と考えたんですね〜
そうしてできたのが、
ボディーの床下全体を
バッテリーを収めるケースにして、
その中にバッテリーを敷き詰めた、
EV独特のプラットフォームです。
さらにバッテリーケースの骨格が、
そのまま立ち上がることで、キャビン
(車の居住部分)にすることができ、
結果的に走行部分(シャーシ)と、
ボディーが一体となったことで、
従来のエンジン車より、
重量が増えても安定性、安全性を
損なわずに済んだんですね〜(驚)
関谷はやと
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