『やってますアピール』こういう時こそ！　

From：関谷はやと

包装紙やビニール袋のほか、
文房具のような雑貨や衣料品など、
リサイクル資材を原料にした製品を
よく見かけるようになりました。

ちなみに、
こうした製品に使われるリサイクル資材って、
そのまま原料を加工するよりも、
ひと手間もふた手間もかかる上、
元の素材を集める輸送コストもかかるので、

同じ種類の商品なら、
大抵はリサイクルしていない製品よりも
値段が高くなってしまいます。

ところが世の中には、
環境に対する意識を持つ人もたくさんいて、
企業のそういった考え方、
取り組みに賛同したユーザーは

機能や性能に差がなければ、
多少値段が高くても、あえて
リサイクル素材で作られた製品を買う、
という形で応えています。

そして、
こうした取り組みが回り始めると、
リサイクル素材を使うこと自体が、

その製品を作る企業にとっても、
大きなアピール、宣伝材料となり、
さらにリサイクルが進むことになります。

そんな背景もある中、

タイヤメーカーのブリヂストンでは、
日本国内にある4工場で、
外部から購入している電力を
１００％再生可能エネルギー化した、
（再エネ電力）というニュースを発表しました。

北九州工場

さらに２０３０年までには、
国内にあるすべてのタイヤ工場で
購入する電力を
再エネ電力に切り替えるそうです・・

ここで、一般的な話として、
ブリヂストンのように
大規模な製造工場を持っている企業は、

そこで使用する電気を購入するだけじゃなく、
自家発電といって、
自社で発電所を設けている場合もあります。

今回話題にしたブリヂストンの場合も、
『購入する電力を・・』とあるので、

もし自家発電所を持っているなら、
そこでは、
回収された廃棄タイヤを焼却し、
それで得られる熱エネルギーを使って、
発電してるかも知れません・・

でもそれは、
新しいタイヤを作るために、
使用済みのタイヤが、
別の形で役立ってるので、
特別問題視することも無いと思います。

それよりも、
こうした取り組みを例えば、
タイヤの側面デザインに記載するとか、
もっとユーザーにアピールすることで、

ユーザーがタイヤを選ぶとき、
性能や価格だけじゃない、
新たな選択肢が増えていいのになあ、
と思うんですけど・・

この辺りが、どうも遠慮がちというか、
日本的な奥ゆかしさというのか、
発想が崇高というのか・・

こういう時には、もっと気軽に
『やってます！アピール』で、
どんどんやっていいと思いませんか？

関谷はやと

 
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