ＥＶの充電器が足りないと言われてる件について、　

From：関谷はやと

ここ最近、自動車の話題では、
話を聞かない日が無いくらい、

世間から関心を集めているのが、
ＥＶやＰＨＶといった電気自動車です。

その電気自動車について、

このメルマガでも、
よくあなたにお話ししているのは、

ＥＶのバッテリーに電気を充電する際、
エンジン車に給油するのと比べて、
『時間が掛かる』という特徴です。

ちなみに、
ＥＶとエンジン車とでは、
どの程度差があるのかというと・・
エンジン車なら５分程度なのに対し、

ＥＶの場合は、
普通充電と急速充電という
２つの充電方法があって、

ＥＶバッテリーの容量にもよりますが、
普通充電の場合は
コンセントを接続してから、ひと晩・・
（８時間とか１０時間）

高速道路のＳＡなどで
よく見るようになった急速充電でも、
３０分ほど掛かります。

まあ、そんなに急がなくてもって、
思う人がいるかも知れませんが、

でも、
ガソリン給油に慣れた人にとって
充電のためだけの３０分というのは、
長いと感じるんじゃないでしょうか・・

また、
公共の充電ステーションにある
充電器の数自体は日本全国に
約３万台もあるそうですが・・
（２０１８年国土交通省のデータより）

それでも

充電時間の長さゆえ、
あちこちの充電ステーションに、
充電待ちのＥＶが並んでる風景は、
もはや日常のものとなっています・・

そのためＥＶの普及には、
充電ステーションの数自体を
もっと増やすべきだ！
みたいな結論になりがちです。

ところが、、
世界を見渡してみても、
実は日本国内にある充電器の数って、
決して少ない訳じゃなく、

例えば、環境先進国みたいな
イメージのあるドイツでも２万４千台、
フランスは１万６千台、
イギリスは１万４千台、

その中で群を抜いてるのは、
中国の２１万３千台ですが、

充電器１台当たりに対する、
ＥＶ・ＰＨＶの数で換算すると、
日本は７台、中国は６台となり、

充電器（インフラ）の普及具合は
それほど変わりません。

ちなみに、
ＥＶでは世界のトップに立つ
テスラがあるアメリカでさえ、

広い国土にもかかわらず
充電器の数は、
４万５千台と日本の１．５倍ですが、

ＥＶ１６台に対して、
充電器が１台しかないという状況です。

なので、
充電ステーションの数を増やすべき、
というのも重要ですが・・

それよりも日本人が、
せっかちだからなのか、それとも
どの国の人も同じように言ってるのか・・

現地でＥＶに乗っているユーザーの声を
実際に聞いてみないと、

本当のところは
分からないんじゃないかと思います。

関谷はやと

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