ネット企業がなぜEVに? 

From:関谷はやと

世界の主要な自動車メーカーは、
それまで
エンジン車ばかり作っていた所でも、
ここ数年の間で電動化を取り入れ、
ハイブリッド車や
EVを作るようになりました。

その理由は様々ですが、

例えばガソリンのような
石油燃料を使うエンジン車だと、
二酸化炭素を大量に排出するとか、

自動運転機能や通信機能を
車に搭載しようとすると、
装置を作動させるのに電気が必要なので、

それなら最初から電動車の方が
何かと都合がいいとか、
そんな理由でしょうか・・

これも時代の流れだと、
言ってしまえばそれまでですが、(笑)

まあ、それでも、
従来からある自動車メーカーが、
エンジン車から電動車にシフトするだけなら、
使う燃料が、ガソリンから電気へと
変わっていくだけの話で済みます。

ところが、
実際にはそうじゃなく、

今どきのEVって、
スマートフォンにタイヤが付いた乗り物、
と呼ばれるくらい、
走ること以外の機能が満載で、

例えば、
車内のインターネット経由で、
音楽や映像をダウンロードしたり、
テレビ電話をつないだり、
様々な情報を入手できたりと、

車そのものが情報端末のようになっています。

なので、もはや車というよりも、
『移動できる自分だけの快適な空間』
と表現した方がピッタリな感じです。

すると、この様子を見ていた、
グーグルやアマゾンのような
世界規模でインターネットサービスを
やっている企業にとっては、

このままでは自動車メーカーが
自分たちのビジネス領域に入ってくる・・

そう考えるようになりました。

つまり、
インターネットサービスを利用する
顧客の争奪戦が始まったんです。

こういった背景から、
グーグルやアマゾンは自社で、
自動運転車の開発をしたり、
EVを販売しようとしてるんですね〜

そして今、
EVの製造とインターネットサービスの
両方を自社で完結できているのが、

株価時価総額で一時、
あのトヨタを抜いたことで話題になった
アメリカのEVメーカー『テスラ』です。

ちなみに、
もし10年前にテスラの株式に
100万円を投資していたとしたら?
なんと1億数千万円にもなるんだとか(驚)

そのくらい、
EVとインターネットの融合による将来性が、
世の中から期待・注目されているので、

そりゃあ、
し烈な顧客争奪戦になるのも頷けます。

関谷はやと

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