１年前のポケットから・・　

From：関谷はやと

今シーズンに入って、

初めて袖を通した上着の内ポケットあたりから、

『カサカサ』『パリパリ』という

乾いた音がしたので手を入れてみると、

何やら紙のような手触りが・・

もしやこれは『お札（さつ）か！？』

そう期待しつつ取り出してみたところ、

なんと、ちょうど昨年の今日、

東京・羽田空港の搭乗ゲートで受け取った

保安検査証でした（笑）

そういえば、思い出しましたよ！

あの時、

近所の車屋さん仲間と一緒に、

東京モーターショーの見学に行ってたので、

これは帰り便のものだと・・

しかし、

この写真を見てもらえば分かりますが、

当時のモーターショー会場の混雑ぶりをみると、

三密なんてもんじゃありませんね〜

そう考えると、

あれからまだ１年しか経っていないのに、

世の中の雰囲気はエライ変わり様だなあと、

あらためて思います。

ちなみにですが、

東京モーターショーというイベントは、

開催ペースが２年に１度となっていて、

例年通りでいくなら、

ちょうど来年が開催年となるんですが・・

でも来年って、今年延期になった、

東京オリンピックも開催されるんですよね。

すると、あと１年もすれば世界中から、

一気に人が押し寄せて来るようになるんですけど、

本当に大丈夫かな？と、今の時点では、

どうしてもそう感じてしまいます・・

ところで、

この１年のうちに世の中で、

一番大きく変わったなあと思うことは、

人の移動範囲が半強制的に制限されたことで、

『リモートワーク』に代表されるような、

現地に出向かなくても用件が済むよう、

みんなで工夫を凝らしたことじゃないかと。

そして、様々なことが

リモートで済むようになったおかげで今度は、

その分、現地に出向いたり、

現物を手にしなきゃいけないような

いわゆる『リアルなこと』に、

手間と時間をかけられるようになったし、

その中でさらに、

リモートでは代替が効かない

『リアルなこと』ともなると、

その価値自体が１年前より、

確実に上がっているような気がします。

例えば、

さっきお話ししたオリンピックなんかが好例で、

いくらテレビの映像が鮮明になろうとも、

選手やチームが発する『気』や、

競技場の雰囲気みたいに感覚的なものは、

実際の競技会場じゃないと、

本当の意味で感じ取ることはできません。

たしかに、

今まででもそうだったんですけど・・

ただ、以前であれば

３万人収容できてた競技場でも今後は、

例えば５千人とか１万人という具合に、

人数制限がかかりますからね〜

単純に考えても競争率は６〜３倍です。

すると、

実際の競技会場で観戦したい人は、

元々自分の目で観ることに

『価値』を感じているので、

そういう人にとって競争率が上がることは、

『価値』が上がるのとイコールじゃないかと・・

ちなみに僕の場合は、

世界に１台しか存在しないコンセプトカーを

実際のモータショー会場で見ることが、

オリンピックをぜひ自分の目で観たい！

といった人たちの感覚と似ています。

関谷はやと

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