投資の対象に○○が!?
From:関谷はやと
先日テレビのニュース番組を見ていたら、
『スニーカー投資ブーム』というのが
起きているそうで・・
その過熱ぶりを象徴するように、
定価で1足2万円ほどのスニーカーが、
モデルとサイズによっては
最高値で1000万円!?(驚)を
超えたこともあるんだそうです。
ニュースの中では、
実際にスニーカー投資をやってる人や、
流通業者の人、投資の仲介をしている人
という具合に、
スニーカー投資ブームに関わってる人が
出演してたんですけど、、
みな口を揃えて言うには、
(スニーカー投資ブームは)
『まだ始まったばかりで、
今後ますます広がりますよ!』と、
自信ありげに話していました・・
しかし、いくら投資だとはいっても、
(当然ながら)履きもしない靴に
定価の500倍のお金を払うって・・
この感覚、僕には追いていけません。
ちなみに、
スニーカー投資に関わってる人の中には、
純巣にスニーカーが好きで集めてるという、
『コレクタータイプ』の人と、
『投資』の対象として取り扱ったのが、
たまたまスニーカーだったという、
いわゆる『投資家タイプ』の人という風に
大きく2タイプに分かれているようです。
もちろん、高い値段が付くものは、
コレクターに人気のあるモデルという
『法則』があるので、
投資家タイプの人にとっては、
コレクターの動向が、
自分の投資収益のカギを握っている、
とも言えます。
これでスニーカー投資の仕組みが
何となく分かってきたんですけど・・
しかし、ここで疑問なのは、
そもそも作ろうと思えば、
いくらでも作ることができる
大量生産品のスニーカーが、
なぜ投資の対象になったのか?
たしかにスニーカーにも、
製造されてから40年経った人気モデル
みたいな『アンティークもの』もあるだろう
くらいのことは想像できますが、
ところが、
ニュースに出ていた投資家によると、
『新品』を定価で購入して転売する、
というのを数多くこなすのが、
スニーカー投資成功のための
第1歩みたいなことを言ってました。
『新品』つまり販売される時点では、
そのスニーカーがコレクターの間で
人気モデルになるかどうかなんて、
全く予想がつかない訳です。
じゃあ投資家の人たちは、
値上がりしそうなスニーカーを
どうやって見極めてるんでしょうか?
その判断基準となるのが、
『数量限定品』『○○とのコラボ』
『記念モデル』といったキーワードから、
値上がりしそうなスニーカーを
特定していくんですね〜
つまり、
スニーカーの供給量に対して、
需要が上回れば上回るほど、
逆にいうと、
圧倒的な供給量不足が起きることで、
価格が高騰する仕組みだったんですね〜
ただ、『投資』という
経済活動の歴史を冷静に見た場合、
スニーカーのような換金性の低いものに、
投資ブームが起きているという現象は、
いい悪いは別にして、
世の中に出回っている『お金』が、
株式や資源のような、
従来からある投資の対象を越えて、
さらに行き場を求めて活発に動き始めた
『きざし』だと、とらえることができます。
関谷はやと
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