最近よく聞く『ファクタリング』について　

From：関谷はやと

つい先日、
『給料ファクタリングで初の逮捕者！』
という穏やかじゃないニュースを耳にしました。

そういえば、この最近あちこちで
『○○ファクタリング』という言葉を
よく聞くようになった気がします。

というのも実際、僕のところにも、
今から２〜３ヶ月ほど前に、
全国規模で支店を持っているある取引先から、
『三栄自動車への支払いをファクタリングにしたい』
という文書が届いたんですね。

僕はそのとき初めて『ファクタリング』
という言葉を意識したので調べてみたんです。

そこで分かったのが、
『支払い代行』みたいなことをする方法だそうで・・

例えば三栄自動車からＡ社に
車なりサービスなりを販売したとすると、
通常ならその代金は、お互いが約束した期日に
Ａ社から三栄自動車へと直接支払われます。

それがファクタリングになると、
三栄自動車からＡ社への販売という流れは
さっきと同じでも、代金の支払いに関しては、

両社の間に『ファクタリング会社』が入ることで、
直接Ａ社から三栄自動車に支払われるんじゃなく、

ファクタリング会社が
Ａ社に代わって支払うことになるんですね。

その代わり、
ファクタリング会社はＡ社に対して、
三栄自動車に支払った金額から、
さらに手数料を上乗せして請求します。

あるいは、
それとは別に今度は三栄自動車が、
通常Ａ社から支払ってもらっている期日より、
とにかく早くお金が必要だ！という場合には、

元々Ａ社が支払うべきだった金額から、
期日より先に支払うことで発生する利息、

つまり手数料を差し引いて
三栄自動車に支払うことになります。

一見すると回りくどい方法に映りますよね・・

じゃあ何でそんなことをするのかというと？

理由はＡ社、三栄自動車の事情によって様々あり・・

例えば、
『支払いに関する業務を外注したい』

『すぐに支払えないので肩代わりして欲しい』

『会社にある資金を別の目的に使いたい』

『今回はすぐに資金が必要だ！』
といったところでしょうか・・

要するにまあ、手数料を支払ってでも、
『手間』や『時間』を節約したいという
事情があるから成り立ってる訳で、

たしかに、
Ａ社にとっては取引先の数も膨大で、
そこから毎回送られてくる請求書の量も、
僕たちには想像もつかないほどなんだと・・

代金の支払いって、
もちろん必要なことなんですけど、
それを毎回実行するためには、
相当な手間と費用がかかるんですよね。

それならいっそのこと請求書の束を
ファクタリング会社に丸投げすれば、

Ａ社にとっては、手数料を追加するだけで
『今月は総額で○○万円です〜』という、
ファクタリング会社からの請求に
応じるだけで済みます。

そこに目を付けたのが
『ファクタリング会社』なんですけど、

まあウチにとっては、
約束した期日通りに代金さえ支払ってもらえれば、
今のところ何の支障もありませんが・・

話は変わります。

実はいま問題になってるのが、
この『ファクタリング』を、
個人が会社から受け取っている『給料』に対して
無許可でやっている人たちがいたんです！

そこで最初にお話しした
『給料ファクタリングで初の逮捕者！』
につながるんですけど・・

この話については
次回以降の続きにしたいと思います。

関谷はやと

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