電動化は、あくまで・・
From:関谷はやと
つい先日のこと、
三栄自動車に来てくれたお客様から、
『この先のクルマの姿』について、
『やはり電動車ばかりになるんですかね〜?』
という質問されました。
まあたしかに、
どの自動車メーカーもエンジン車より
電動車(EV)の方に
かなり力を入れてるように映るので、
このお客様の質問通り、
将来は電動車が主流になるはずですし、
ちょうどいま現在が、
その過程の真っただ中にあるのも
間違いないと思います。
そこで僕は、
EVがエンジン車に取って代わって、
主流となるためには『ある問題』を
解決する必要があることをお話ししました。
その『ある問題』というのが
いまのEVに搭載されている
『大容量電池』への充電時間を短くしたり、
充電のためのインフラ(施設や設備)
を増やすのはもちろんのこと、
もっと極端に言うと、
電池の素材には限りがあるので、
電池そのものを今よりもっと小さくして、
車で走ってる最中でも充電できる
『無線送電』みたいな技術が普及しないと、
肝心の『電池』が足りなくなって、
電動化の流れが頭打ちになるかも・・
でも、
この問題にメドさえつけば、
クルマは一気に電動化するでしょうね〜
みたいな内容でお話ししたんですけど・・
実はこのやりとりの前後に、
『Youtube』を見ていたら、
ちょうど今『新型肺炎』で話題となってる
巨大クルーズ船用エンジンの
組み立て風景が流れてたんですね〜
ちなみに、
横浜港に停泊しているクルーズ船には、
調べてみると、路線バスほどもある大きさの
ディーゼルエンジンが4基と
ガスタービンエンジン1基、それに
スクリューを回転させるモーターが2基
搭載されてるそうです。
(たぶんどれも路線バスくらいの大きさだと・・)
まあ、この動画を見てしまうと、
電動化に向かってる・・なんてのは、
あくまで『クルマ』に限った話で、
排水量100万トン級の船を動かすには、
生産体制そのものやコスト、
メンテナンス性といった面において、
まだまだエンジンの総合力には
敵(かな)わないんです・・
つまり、車という乗り物が、
僕らにとって身近であるがゆえに
電動化の話題で目立ってしまうと、
そこで、
すべての乗り物が電動化するのか?
みたいな錯覚を起こしてしまうんだと・・
世の中というのは、
色々と複雑な要素が組み合わさって、
初めて機能してるんだと・・
改めて思い直しましたよ。
関谷はやと
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