最新・最先端じゃなくても
From:関谷はやと
先日から度々お話ししているのが、
ちょうどいま
アメリカ・ラスベガスで開催されている
ITと家電・電気機器の見本市
『CES2020』に、
この数年前から
世界中の自動車メーカーが
こぞって新製品(特にEV)発表の場として
出展するようになったという話題・・
つまり、
今までガソリンを給油していた『自動車』が
確実に電動化へと向かっているんですね〜
ところが、そんな時代に、
『700馬力5.2リッターV12エンジン』
『2ドア2シーターのオープンカー』
『ハンドメイドでわずか88台のみの生産』
という、
電動化とは全く正反対の方法で、
新型車を作ろうとしている
自動車メーカーが存在したんです!
それが、
イギリスの超高級スポーツカーの老舗
『アストンマーティン社』です。
ちなみに、、
アストンマーティンといえば、
映画007の『ボンドカー』として、
たびたび登場していて、
圧倒的なブランド力を持っています。
さらに、この10年近くは、
車以外の様々な有名メーカー、
ブランドと手を組んだ製品を
世に送り出しているんですが、、
とてもセンス良くデザインされていて
思わず『カッコイイな〜』と、
見入ってしまうんですよね〜
例をあげると、
スイスの腕時計メーカー『タグホイヤー』
第一次世界大戦期前後の
アラブ独立を描いた映画
『アラビアのロレンス』で描かれた
実在の主人公で
イギリス陸軍の『ロレンス少尉』が、
実際に愛用していたバイクとして有名な
イギリスの高級バイクブランド
『ブラフ・シューペリア』のほか、
(奇しくも実在のロレンス氏は、
このバイクに乗っていた時の事故が
原因で亡くなっています)
エアバス社のVIP用ヘリコプターや、
ロールスロイス社と企画した
『3人乗りのドローン』
さらには、
超音速旅客機として有名だった
『コンコルド』の名前を冠した
スポーツカー
そして車だけだは飽き足らず、
自社ブランドの
高級ボートまで作るという、
まさに富裕者層向けの
高級ブランドビジネスを
展開しているんですね〜
これって、
最新・最先端の電動化された車を
各社競い合って開発するのとは、
全く正反対で、
そのジャンルの高級ブランドと
手を組むことで、自社ブランドの
価値を高めていくというビジネスです。
なので、もちろん、
アストンマーティンの顧客というのは、
僕じゃなく、超お金持ちの人たち・・
なんですけど、
こういった独自の方法でブランドを確立し、
ビジネスを進めていく、というやり方は
なにも高級車に限らず、
自分のビジネスにも
参考になる部分がありそうな気がするので、
もっと研究してみたいと思っています。
関谷はやと
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