『ケロヨン』ビジネス 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

『越中富山の薬売り!ケロヨ〜ン♪』

こう呟いたのは、

僕が中学生の時の先生でした・・

担任だったか、

科目の先生だったかまでは、
さすがに憶えていませんが・・

何かの拍子に、
その先生は独り言のように呟いたんです。

ちなみに、

僕の記憶だと、その先生の見た目は、

さっきのようなセリフなんて、

『絶対言うはずないやろ!』

というくらい

お堅い感じだったはずなんで、

この突拍子もないフレーズが、

今でも印象に残っているんです・・

ちなみに『ケロヨン』とは、

ケロのとおり『カエル』のキャラクターなんですが、

薬とは関係ありません・・

とある製薬会社のキャラクターにも、

ケロッと治るというイメージから、

『カエルキャラ』が採用されていましたが・・

それは別の名前です。

ただ『ケロヨン』が一時期大ブームになったんで、

それだけ、

薬=ケロヨンというイメージが、

世の中に定着してたんでしょうね・・

という訳で今回は、

この越中富山の〜という、

『置き薬ビジネス』を話題にしてみたいと思います。

ところで、

このビジネスモデル、

都会ではあまり聞かなくなったかも知れませんが、

実は今でも健在なんですよ。

しかも、

薬会社同士の競合もあったりして、

けっこう商売になってるようです。

そういう三栄自動車にも、

『もしも』の時のために、

傷口を応急手当てする薬や用品、

気休め程度の鎮痛解熱剤といったものを、

常備薬として置いてもらってます。

ここで、ちょっと・・

このメルマガを読んでいるあなたが、

『置き薬』って何ぞや?

と思ってるかも知れないので、

簡単に説明します。

『置き薬』というのは、

薬屋さんがお勧めする薬セットを『常備薬』として、

お客様の元に置いておくことで、

いつでも使える状態にしてくれる仕組みです。

なので、

その場に薬が置いてあったとしても、

使わなければ、薬代を払う必要がありません・・

これは当然ですね。

しかし、

大抵の薬には使用期限が設けられていて、

しかも薬が複数個入ったパッケージになっています。

ということは・・

たとえ1個しか使ってなくても、

一度封を切ってしまうと、

使用期限が過ぎた薬は、

容赦なく『総替え』されることになります。

『置き薬屋さん』にしてみれば、

僕たちが全部飲み切ろうが、

1個しか使わまいが、

置いてる薬の封さえ切ってもらえれば、

その時点で、
『次の薬』が約束されたことになります。

つまり、置き薬って、

セールスマンがいない間にでも、

お客さんの方から、
勝手にリピートしてくれて、
薬が売れていくシステムなんです。

しかも・・

最初に『薬箱』さえ置いてもらえれば、

そんな夢のようなビジネスが可能なんです。

これが『置き薬ビジネスの真骨頂』です。

どうりで競合が多いはずです。

ところで、

今日、三栄自動車に、

置き薬のセールスマンがやって来たんですが、

そのとき彼は、

入替・補充用の薬が入った木箱を持ってたんですね。

大きさは30センチ四方くらいで、

しっかりした手作りの木箱でしたが、

ただ周りには何も書いてなく、

シールを貼ってる訳でもなく、

見た目は『ただの木箱』です・・

それを見た僕は、もちろん反応しましたよ。

セールスマンに、

『その箱は、みんなが持ってるの?』と聞くと、

『ええ、ウチのセールスマンはみんな持ってますよ』

ちなみに、

置き薬屋さんのセールスマンは営業車でやって来ます。

もちろん薬は車に積んだままです・・

すると、特に今みたいな季節に、

車内に薬を置きっ放しにしてたりすると、

薬って、

温度に対してデリケートですから、

暑いと変質する可能性もあるんです・・

そんな理由で『木箱』に入れてるようです。

余談ですが、

別の置き薬屋さんでは、

『クーラーボックス』に入れてたのを、

見かけたことがあります。

ということは、木箱でもクーラーボックスでも、

果たす機能は同じです。

それなら!と思った僕は、

セールスマンに、

『木箱に、墨で大きく薬って書いてみたら?』

と言ってみました。

つまり、

ただの箱に手を加えることで、

木箱の中の『薬』に対するイメージを、

『より効きそうな薬』に変えることができれば、

『他のアイテム』や『より高額な薬』が、

提案できるんじゃないか?

そう思ったんです・・

僕の言葉にセールスマンは、

一瞬『えっ?』って顔をしてましたが、

僕の言ったことを理解したのか、

それとも、僕がお客さんだったんで、

取り敢えず『ハイハイ』って言っとこう・・

どっちかは分かりませんが、

ニコニコしながら、

『分かりました〜!』と言ってました。

でも考えてみて下さい・・

薬みたいな商品にこそ、見た目というか、

イメージが大切だと思いますよ。

だって『病は気から』って言うじゃないですか・・

薬を使う人が、

いつもの薬より効きそうだと思ってくれれば、

それだけでも効果が出るってもんです!(笑)

なので、

『ただの木箱』

『クーラーボックス』

『墨で薬と書かれた木箱』

どれも同じ機能を持った中で、

競合よりも優位に立とうと思ったら、

社内でトップセールスになろうと思ったら、

迷わずイメージを追加するべきだと思います。

関谷はやと

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