ジャムおじさん　

From：関谷はやと

先日、
三栄自動車の元スタッフだった方から
大量の『ゆず』をいただきました。

そいえば、この最近
暖かい日が続いてたので、
あまり実感がなかったんですが、

実はもう１２月・・自然界の営みは
しっかり冬になってるんですね〜

ところで、
ゆずを持ってきてくれたこの方、
現在は実家の農業を継いでおり、
そこの畑で栽培しているんですが、

ただ実家といっても、松山の自宅と
そこから約８０ｋｍほど離れた
愛媛県南部（南予地方）の山間部にあって、
往復するのも大変なようです。

でも、愛媛のような地方都市には、
この方と似た生活スタイルの人も結構いて、
特に５〜６０歳代以上の人が、
松山でやってた仕事を早期退職したとか、
定年退職してから再び実家に戻って
農業を継ぐというパターンです・・

ゆずの話題に戻ります。

その大量のゆず、
今年は実の入りも皮の色つやも良く、
見事に仕上がってましたよ。

そこで、このゆずを少しずつ
『おすそ分け』したんですけど、

それでも僕の手元には
大玉の実が１６〜７個
およそ３ｋｇ近い重さのゆずが残りました。

きれいに黄色く色づいた
ゆずの実を眺めてたら、

さすがに今回は、ゆず湯に使うとか
皮だけを料理にとか果汁を鍋料理に、
なんて部分的な使い方をする気になれず・・

意を決して『ゆずジャム作り』に
チャレンジすることにしましたよ！

そこでさっそく、
インターネットのレシピサイトを検索し、
『ゆずジャム』の作り方を調べてみると・・

ゆずの重さに対して、
必要な砂糖の量がなんと９０％！（驚）

つまり、３ｋｇのゆずには、
２．７ｋｇもの砂糖がいるんですね〜

どうりでお菓子屋さんが砂糖を買うとき、
業務用の２０ｋｇ袋で仕入れてるはずだと
納得しましたよ。

という訳で、
仕事を終えて帰宅してから
アニメ『アンパンマン』に登場する
『ジャムおじさん』よろしく、
『ゆずジャムおじさん』にスイッチした僕は、

自宅にある一番大きな鍋で、
ゆずジャムを作り始めたのはいいんですが、

水量にして４リットルは入るはずの鍋なのに、
レシピ通りに材料を入れていくと、
あふれんばかりの量となってしまい、

コトコトッと煮立っただけでも、
鍋から吹き出しそうだったので、

ひたすら『あく取り』と、
鍋底が焦げ付かないように根気よく
木ベラでかき混ぜ作業をするハメに・・

ちなみにジャム作りって、
いったん始めると、完成するまで
途中で止めることができないんです。

結局ジャムを瓶詰めし
後片付けまで終わったのが、
日付も変わった午前１時半・・（泣笑）

でも、その甲斐あって、出来たゆずジャムは、
自慢できるほどの仕上がりでしたよ（笑）

ただ、、
今回は鍋のサイズを優先するあまり、
『あく取り』と称して、
結構な量の上澄みを捨ててしまったのが、
何とも勿体ないことをしたなあと思います・・

後で考えたら、
ああいう時って、お菓子屋さんは、
ジャムを作る際に出るさっきの上澄みを
『ゆず蜜』とか何とかに工夫して、

材料を余すことなく商品に活かし
収益性を上げることで
ビジネスを成り立たせてるんだろうな〜と、

結局、終わってみれば、
『ゆずジャムおじさん』にはなり切れず、

やはりいつものビジネス目線の僕
だったことに気付きました（笑）

関谷はやと

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