車の向かう先・・ 

From:関谷はやと

先日のメルマガで、
エンジン車の中で特にコンパクトカーが
新型車として発表されるたびに、
搭載されているエンジン排気量が
小さくなる傾向だというお話をしました。

具体的には、
排気量1300〜1500ccの
エンジンが1000ccになる代わりに、

ターボやスーパーチャージャーといった
排気ガスの力を利用して出力を補う
『過給機』をつけたり、

排気量を小さくするのに合わせて、
エンジンそのものの気筒数を
4気筒から3気筒へと減らせたりと、
さまざまな方法が試されています。

ところが、
このメルマガを読んでいる人の中にも、

『何の目的でそんなことをするのか?』とか、

『数百ccくらいなら排気量を減らさなくても、
別に今まで通りでいいじゃないか?』

みたいに思う人がいるかも知れません・・

そこで理由と目的をお話しすると、

1つには『車の重量を軽くするため』
それと並行して
『よりコストパフォーマンスを上げるため』です。

そうすることで、
燃費を良くしながら結果として
車全体に使用する材料が少なくなり、
地球規模でみると省資源化にもつながる・・

今の自動車メーカーは、
そういったスケールの大きな考えで
車を作っているそうです。

そこまで言うんだったら、
そもそも車に乗らなきゃいいじゃん!?

みたいな、経済の循環を無視した
極端な話は、まあ抜きにしてですよ。

という訳なので、
実は今の車ってエンジンだけじゃなく、
さまざまな箇所の『軽量化』が進んでいて、

以前にもお話ししましたが、

従来、ボディーの内外板に
『鉄』が使われていた部分にも、
ドアやトランクパネルのほか
バンパー内部の補強材など、

色んな箇所に
プラスチックが用いられるようになりました。

他には、機能部品のパッケージが、
アルミ製からプラスチック製に変わったりと、

もちろん場所によっては
再生プラスチックが使われています。

また材料の種類を変える以外にも、

室内の電装品をつなぐ『電線』も、
可能な限り『細く短く』加工されたり、

ただ、その反面・・

もう、こうなってくると車も
従来のように、
傷んだ部分を何とかして直す、
という感覚から、

今どきの家電製品さながらで
使い捨てに近い感覚
となってしまってるのだけは、

僕が車の修理やメンテナンスを
やっているというのを差し引いても

何だか
ちょっと残念な気がします。

というのも車って、
家電製品と大きく違うのが、
乗ってる間はずっと
人の体に触れているものなので、

そういう点でいくと
メンテナンスをしたり直したりしながら
乗り続けていくという方が馴染むし
愛着も沸くってもんですよね〜

そう思いませんか?

関谷はやと

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