３ナンバー化の衝撃よりも・・　

From：関谷はやと

先日、トヨタから発売された
新型カローラなんですけど、

このメルマガでもお話ししたように
車幅が小型車枠の５ナンバーを超えて
ついに『３ナンバー化』されました。

カローラというモデルの歴史から見ると、
本当に衝撃的な変身となった訳ですが・・

ただ昔を懐かしんだからといって
カローラが売れる訳でもないし、
何よりも、
車を一つの商品として考えると、
まず売れなきゃ始まらないので、

たとえ５ナンバーのままでも、
新型のように３ナンバーになっても、
そもそも時代の変化に合わせてのことなんで、
ボディーサイズばかりに
こだわってちゃダメなんですよね〜

という訳で、
カローラが３ナンバー化したことで今後は、
５ナンバーサイズの車自体が
一気に減るんじゃないかと思っています・・

また、ちょっと話はそれますが、
軽自動車だけに採用されていた

『黄色いナンバープレート』も、

ラグビーワールドカップ記念ナンバーや、
東京オリンピック記念ナンバー、
ご当地ナンバープレートの登場によって、
白ナンバー化してるのも、
一つの大きな変化だと思います。

ところが！

こういった新型カローラの変化の影に
僕たちみたいな
販売現場の最前線にいる者にとっては、
実はもっと大きな『変化』が隠れていたんです。

それが、
『カーオーディオ』の分野なんですけど、
従来は『オプション設定』といって、
ユーザーの好みや予算に合わせて
様々な選択肢があったものが、

新型カローラを機に、
スマートフォンのような通信機能がついた
『ディスプレー型オーディオ』を
メーカーが装着してくるようになったんですね。

で、これが何を意味するのかというと、

仮に地元の販売店が
カローラの商談をしようとした際、

今までだったら、
車と一緒にオプションのカーオーディオも
販売できてたんですけど、
今後はそれができなくなってしまう・・

つまり、収益を上げるアイテムが
無くなってしまうんですね〜

また、それだけじゃなく新車で、

『ディスプレー型オーディオ』
のようなものが装着されると、

カー用品店に並んでいる、
カーオーディオとの『付け替え』が
やりにくくなるため、
間違いなく需要は減っていきます。

すると、
カーオーディオを作ってるメーカーにとっても
大きな打撃を受けることになります・・

こんな状況を考えると、

『トヨタよ！その領域まで来るのか？』

と言いたくもなりますが、、

でも逆に言うと、
カーオーディオの装着が増える分
トヨタの収益は上がることになるんですよね。

なので、
新型カローラについては、
３ナンバー化の衝撃なんてことよりも、

この『ディスプレー型オーディオ』の方が、
販売現場に与える影響でいうと、
よほど大きなものになるんですね〜

関谷はやと

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