記録
From:関谷はやと
大相撲やプロ野球における
連勝記録や優勝回数、連続出場など
様々なスポーツを見ていると、
競技チームやプレイする選手によって
長年かけて築き上げられた
『記録』をアピールして、
そのチームや選手が、
他者と比較して
いかに抜き出ているかを示しています。
例えばプロ野球の
ピッチャーなら『通算200勝』
バッターなら『通算2000本安打』
といった記録がそうですよね・・
で、実は車にも、
スポーツ界と同様の『記録』があって、
今回お話しするのは、
トヨタのオフロード4WD車
『ランドクルーザー(以下ランクル)』が
1951年の販売開始から、
足掛け68年もの歳月をかけて
ついに今年の8月、世界販売の累計が
1000万台を突破した!という話題です。
ところで今、僕の手元には、
いまから30年ほど前、
トヨタが創業50年の時に発行した
『トヨタ自動車50年史』
という分厚い本があるんですが、
それによると、
当時大変だった話の一つに
『売った後の話』
つまり車を海外に販売しても、
果たして代金を回収できるかどうか?
というのがありました。
ちなみに、
乗っているうちに発生する故障や
予期せぬトラブルといった
車の品質に関わる問題も
当然出てきますが、、
でも、こっちの方の問題は、
車を生産してるトヨタの側で
ある意味ほとんど解決できる内容です。
しかもトヨタは、
創業間もない時から、
『良い品、よい考』
というスローガンを掲げて、
品質の良い車を作ることに
重点を置いていたので、
大変なのは違いないですが、
それを解決していく力そのものは
着実に身につけながら経営できていました。
なので、
やっぱり大変なのは、
相手国の様々な事情によって
車の代金を『払えん、払わん』
となった時だと思います・・
というのも、
お金が回収できないと、
いくら良い品質の車を作る能力があっても、
人件費や材料費を支払うお金が
不足してしまいますからね。
まあ、
そんな時代を乗り越えてきたからこそ、
現在のトヨタになれた訳なんですが・・
実は、68年経った現在でも、
当時のトヨタとは規模こそ違いますが、
自動車の海外取引における
『お金の問題』というのは、
形を変えて存在してるんですね〜
いま話題になっている
貿易関税問題のようなのは、
1社だけのことじゃないので、
今回は取り上げません。
それよりも、
日本から海外に向けて
中古車を輸出するようなケースが、
当時のトヨタの状況と近い感じです・・
いつもこのメルマガを
読んでくれているあなたなら、
聞いたことがあると思いますが、
日本車の中古車って、
海外の、特に新興国と呼ばれる地域では
ものすごく人気があります。
そのため中古車を輸出する業者も
その国の規制に沿った
年式や車種の中古車を集めて、
海外に輸出しているんですけど、
ところが、、新興国って
発展スピードや勢いこそ急速ですが、
そのぶん政情も不安定になることがあり、
今まで普通に流通してた中古車が
ある時期を境に、
突然輸出できなくなるといった
経済政策の方針転換など、
日常茶飯事なんですね〜
すると、、
せっかく仕入れた中古車の、
商品価値が一気に下がってしまい、
代金の回収も困難になります。
そういったのに巻き込まれるケースを
この松山でビジネスをやってる僕でさえ
耳にすることがけっこうあります。
なので、こんな状況の中、
世界に向けて、しかもランクルって
今でも新興国が中心のモデルなのに
それを
68年間も売り続けてきたトヨタって、
改めてスゴイなあと思います。
関谷はやと
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