脱ディーゼル車はいいけど・・
From:関谷はやと
プライベート・デスクにて。
僕がビジネスをやっている
車業界というのは、
つくづく国際間競争の
筆頭に挙がる業種なんだなあ、、と、
この最近思うようになりました。
その理由はズバリ!
車って、乗る乗らないにかかわらず、
僕たちの生活に
密着した商品であることはもちろん、
住宅の次に高額な商品だと言われてるように、
単価自体(1台当たりの金額)は高額ですけど、
その割には、
買い替えのサイクルを平均しても、
9.3年と(H30年度内閣府統計)
以前より延びたといわれてますが、
それでも住宅と比べると、
まだまだ圧倒的に短かいので、
それだけ収益性の高い商品だというのが、
どの国でも
自動車産業に力を入れている理由じゃないかと・・
そのため、
自動車メーカーは国境を越えてまで、
車を販売していますが、
ただ、それを突き詰め過ぎると、
どのメーカーのラインナップも、
似たり寄ったりな感じとなって、
車の特徴といえば、
デザインやサイズといった
感覚的なものより、
自動運転のような『新機構』とか、
『燃費』のように画一的な項目ばかりが、
強調された車になりがちです。
そういった風潮の中、
ドイツの高級スポーツカーメーカーの
ポルシェが、ついに『ディーゼル車』を
自社のラインナップから外す決断をしました。
日本でディーゼル車といえば、
トラックやバスなど、
商用車がメインになっていますが、
ヨーロッパでは、
排出ガスに対するの関心の違いから、
乗用車でも半数近くがディーゼル車なんですね。
ところが2年ほど前、
ドイツのVW(フォルクス・ワーゲン)を筆頭に、
ディーゼル車の燃費データ不正問題が、
大きく取り上げられたことから、、
ヨーロッパで、というか、
世界中のユーザーから、
ディーゼル車に対するイメージが、
とても悪くなってしまいました・・
そんな背景もあって、
ポルシェが先陣を切った訳なんですけど、
じゃあポルシェは、
ディーゼル車の代わりに何に注力するのか?
というと、、今後は、
エンジンと電気モーターで動く、
『ハイブリッドカー』や
モーターだけで動く『電気自動車』へと、
一気にシフトするんだそうです。
ディーゼル車を止めることによって、
『排気ガス的』には、まあ、、
ポルシェのブランドイメージも、
良くなりそうなんですけど・・
ただ、、実は一つ大きな問題があって、
それが、、
ポルシェのように高出力な車を
電気モーターだけで賄おうとすると、
電気を蓄えるためのバッテリーが、
ケタ違いに大容量となって、
それにつれて車の重量も、
350kg近く重くなってしまうんです。
(現行エンジン車とハイブリッドモデルとの比較)
しかも、、
電気自体には重量がほとんど無いため、
満充電から
要充電になっても車重は変わりません。
しかし、
ポルシェくらいのエンジン車なら、
燃料が満タンの状態から空になるまでだと、
100kg近く車重が減っていきます。
そして、
これ(車重)が何を意味するかというと、、
道路への負担、
つまりインフラへの影響という点では、
ハイブリッドカーや電気自動車の方が、
エンジンだけの車よりも不利なんですね〜
となると、、
これからの車って、
排出ガスだけに気を取られてちゃダメで、
電気を蓄えるための、
『より軽量なバッテリー』を、
急いで開発しなくちゃいけません!
という訳で、
自動車の国際間競争も、
車そのものから『軽量なバッテリー』へと、
移り変わろうとしています。
関谷はやと
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