あのベンツもか!?みたいな話 

From:関谷はやと

三栄自動車の事務所にて。

ドイツの高級車メーカー、

『メルセデス・ベンツ』に搭載されている
ディーゼルエンジン約77万台の
排気ガス浄化システムに

『不正ソフト』が使われていたとして、
ドイツ運輸当局からリコールを命じられる、
というニュースが出ていました。

あのベンツまでもが、
不正ソフトを使ってたんですね・・

ところで、
どんな不正なのか?というのを、

今から3年前の2015年に、
ドイツのVW(フォルクス・ワーゲン)が、
同じ件で問題になった例で説明します。

道路を走ってる自動車には、

ディーゼルエンジンだけに限らず、

環境への影響を考慮して、
どの国でも、公的な機関で定期的に
『排気ガスのテスト』が実施されています。

その際、

定められた基準値以下ならOKで、
もしダメなら
『排気ガス浄化装置』を整備をして、
それで再度検査に受かれば大丈夫です。

ただ、この装置を作動させていると、

システム上燃費が悪くなったり、
加速がモタついたりと、
走る方には悪影響が出てしまうんですね〜

しかも、
この整備には多額の費用がかかり、
万が一、部品交換にもなると、
乗用車クラスで数十万円!?

トラックなら100万円以上かかるケースも・・

まあ、それだけ、
車外に出す排気ガスを浄化してくれてる、

そう考えれば必要な費用なのかも知れませんが、

それにしても、この金額は痛いですよね・・

そこでVWが取った行動は、

不正ソフトを使って、

定期的な排気ガステストのときだけ、
浄化装置が作動するようにしてたんです。

つまり、
普段走ってる時には、
十分に浄化されないままの排気ガスが、
大気中に放出されていると・・

これが大問題です!

ちなみにVWの場合は、
1100万台のディーゼルエンジン車に
不正ソフトを使ったせいで、

リコール費用や賠償金、制裁金など、
合わせて数兆円の費用が必要だと。

ベンツの場合、
77万台と台数は少ないですが、
元々の車両代がVWの数倍はするので、

やはり数兆円の費用が
かかるんじゃないかと思います。

これが新技術のため
予測不能なトラブルが発生した、
とかいうんなら、

リコールになってもまだマシですが、、
『不正ソフト』って・・

そこで、
日本の自動車メーカーは大丈夫なのか?
という心配がありますが、

今のところ、
その情報は届いてないんで、
まあ大丈夫だろうと・・

でもその反面、
排気ガス浄化装置には負担がかかってるので、
点検整備や部品交換など、
ユーザーにとっては、
かなりの出費を強いられてます。

しかし、数十年前までは、
日本メーカーのディーゼルエンジンって、
ベンツと比べて性能が劣ってたため、

当時の開発者は何とかしようと、
(実話ですが)中には、

ベンツのディーラーへ偵察に行き、
自分のパンツに排気ガスを染み込ませて、

その匂いを自社に持ち帰って参考にしてた、
なんて変態的な熱狂者がいたんです・・(笑)

そこまで参考にされてたベンツが、
ついにやってしまったのか、と、

本当に残念な気持ちです・・

関谷はやと

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