稲穂と草
ついこの間まで、
いつまででも暑いだの何だの言ってたのに、
10月に入ってからは
一気に秋らしい気候に変わりました。
ちなみに僕が住んでいる松山では、
今日(10月5日)から7日まで、
五穀豊穣(ごこくほうじょう)と
地域の繁栄を祈念する秋祭りとなり、
最終日の7日には、
各地域に建立されている神社を中心に
お神輿を担ぐ風習があるんですよ。
この時期に車で移動していると、
稲刈りの終わった田んぼと、
これから稲刈りが始まるという田んぼの
両方を目にすることができるんですけど、
そのとき気付いたのが、
稲穂の周辺に生えている『雑草』が、
(名前が分からないので雑草と呼びます。)
稲穂のような形状をした種類の物ばかりが
生い茂っていたんですね〜
たぶんお米を作っている農家さんなら、
何という名前の草か一目で分かるんでしょうけど、
とにかく稲穂の形状をした草が数種類、
群を成していました。
ところで草って、
お互いが申し合わせてる訳でもないのに、
何で似たような草ばかりになるんでしょうね?
たしかに稲穂と異なる形状の草だと、
目立ちやすいので、大きくなる前に
人の手によって除草されるため育ちませんが、
逆に似た形状の草なら目立ちにくいので、
大きくなるまで除草されないから育つ・・
というのも考えられますが、、
ところが、その理由だけだと、
稲を植え付けた人間の手によってでしか、
雑草の一生が左右されないことになります。
でも草って、
もっと生命力があるというか、
何度除草されても生えてくるような、
たくましさを持っている印象なんですけど・・
しかも、稲を取り巻いているのは、
草と人間だけじゃなく
実を食べる虫や鳥たちもいて、
それらの生き物にとっては、
稲穂とは形状の異なる草が生えている方が、
稲が目立って獲りやすいはずなんですよね〜
これらの状況を重ね合わせると、
稲穂によく似た草を周辺に生えさせえることで、
稲自体が自分の身を守っているのかも・・
そう考えた方が植物本来の持っている
生命力に近い気がします。
関谷はやと
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