それって『どうなの?』的な話 

From:関谷はやと


今朝の新聞に
日本の陸上自衛隊が人員や物資を
運搬するために使っている
『高機動車』と呼ばれる車両が、
なぜか東南アジアのタイで使われていた、
というニュースがありました。

ことの経緯は、
自衛隊で使用済みになった高機動車が、
本来なら装備品を取り外した後で
引き取り業者から解体業者に渡され
スクラップとして粉砕や切断処理を施し
二度と使用できない状態にする、
というルールがあるそうで、

実際に僕も解体業者さんから、
こうした車は再使用できなくするため
取り外したエンジンに大きな穴をあける、
という話を聞いたことがあります。

ところが、この件の場合は、
引き取り業者から解体業者に渡った後、
粉砕や切断を施さず車体とエンジン、
タイヤやドアといったパーツ状態のままで
輸出業者に販売したそうです。

これなら輸出先で組み立てるだけで
そのまま車として使用できますからね・・

こうしてスクラップ処理された車を
再生前提に輸出する方法というのは
一般的な車の場合によく使われますが、、

これは、
仕向け先の国に何かの規制があって、
現車のままでは輸出できない場合に、
便宜的に用いられる方法で、

ルールに沿って輸出されたスクラップ品が
現地で再生されているだけなので、
輸出した側は関与していないし責任もない、
という建前になっています。

たしかに、どう解釈するかで
ルールのとらえ方も変わるため、
この辺りの判断は、その時々の
ケースによるんでしょうけど・・

ただ今回は、同じ車でも
自衛隊が使っていた車両なので、
『モラル』という点で考えれば、
そのまま中古車として使われることが、
果たして『どうなの?』となります。

聞くところによると、
同様の高機動車については
『ロシア軍が使用していた』という写真が
インターネット上に流れたことで、
使用済みの車両が
適正にスクラップ処理されているのか!?
という問題になったのが事の発端だそうです。

余談ですが、もしこれが、
紛争相手のウクライナだったら、
果たして問題に取り上げられていたのか?
という見方もあるんですよね。

『誰得!?』じゃないですけど、、
自分たちの利益のために
都合よくルールを解釈することに関しては
適正に対応していくのは当然ですが、

ただ記事の最後に、
所轄となる防衛装備庁では
今回と同様のケースがないかどうか?
全容調査に乗り出す方針で、その費用として
3億円の追加予算を要求するそうですが、
これもまた『どうなの?』って思います。

関谷はやと

 
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