中古車購入時のポイント 

From:関谷はやと

国内最大手の中古車販売店が、
事業方針や店舗運営をめぐって
様々な不正や問題行為を行っていたことで
世間からは、この会社ばかりじゃなく、
中古車販売業界全体に対しても
厳しい目が向いています・・

そんな中、中古車販売業界では、
この10月から店頭価格の表示方法が、
車両本体以外の諸経費をすべて含めた
『総額表示』という方法に切り替わります。

ちなみに、
今まではどうだったのかというと・・
総額表示という呼び方自体は同じですが、
消費税を含んだ車両本体価格を前面に出し、
諸費用はその隣に小さく表示したのでOK、
というルールだったんですね。

ところが、、
車両本体以外の『諸費用』については、
一定の指針が示されているものの
実際には、お店ごとで
諸費用の価格と適用範囲が大きく異なる
というケースが散見され、
それが『言った言わない』とか
『適正価格なのかどうか分からない』といった
販売時のトラブルに発展することがあり、

だったら最初から、
車両本体に諸費用を含めた価格を
前面に表示するルール(総額表示)に
変更した方がユーザーにも分かりやすい・・
そんな背景からルール変更となりました。

まあ、
ルールが変わった今だから言えますが・・
お店によっては、
前面に表示される車両本体価格を
他店より安く見えるように表示しておいて、
諸費用の部分に『○○プラン』のような、
適正価格なのかどうかユーザーにとって
判断しにくい高額な項目をセットにして
そこで利益を得るという方法を採っていました。

夜の街に例えるなら、
『1人3000円ポッキリですよ!』と
お店に呼び込んでおいて、
いざ会計を済ませようとすると、
おつまみ代やサービス料などと一緒に
高額な飲食代金を吹っ掛けてくるお店と
似たり寄ったりです。

その点から行くと、
前面に表示されている価格が、
すべての費用を含む総額表示になることで、
より公正になるはずです。

ただ気を付けて欲しいのが、
これまでなら、
中古車を購入するユーザーにとって
必要だと思われることを、
お店側が判断して諸費用に挙げていましたが、、

今後はそういった費用を一切含めずに、
とりあえず車に乗れるだけの
最低限の費用しか表示せずにおいて、
必要なら別途お支払いが必要になります。
みたいに言ってくるお店が増えると思うので、

そこはユーザー自身で対応できるのか?
それともお店に任せた方が良いのか?
判断する必要が出てきます。

トラブルを避けるためにも
『分からないことは遠慮なくお店に尋ねる』
というのがポイントになります。

関谷はやと

 
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