最も注目のカードが今日　

From：関谷はやと

今日は僕も含めて世の中の格闘技ファン、
特にボクシングを観ている人にとっては、
待望の一戦が開催される日なんですよ！

と、いきなり僕一人だけが興奮してても
このメルマガを読んでいるあなたには、
『何を一人でやっとんだ！？』となるので、
少し説明すると・・

強豪を相手にした試合でも
ＫＯ（ノックアウト）で連勝し続けることから
『モンスター』というニックネームまで付いた
日本の井上尚弥選手が（２４戦無敗２１ＫＯ）

これまで世界タイトルを持っていた
自身の階級であるバンタム級
（５３．５２ｋｇ）から１つ上の
スーパー・バンタム級（５５．３４ｋｇ）へと
階級を上げた初めての試合が、
何といきなり
世界チャンピオンとのタイトル戦なんです！

まあ、
ボクシングに関心のない人にすれば、
『へえ、そんなものなの？』
と思うかも知れませんが、
いくらズバ抜けた戦歴を持つ井上選手とはいえ、

未知の階級の試合で、
いきなり世界タイトル戦というのは、
極めて異例のことなんですね。

対する現世界チャンピオンは、
アメリカのスティーブン・フルトン選手で、
こちらも２１戦無敗（８ＫＯ）という
実力を持っていて、無敗同士の戦いが
まさに今日、繰り広げられます！

ちなみに、、
今回の世界タイトル戦が開催されるまでには、
実は話題となる様々な出来事があって、
その中でも有名なのは、
元々５月に開催されるはずだったこの試合、
井上選手が練習中に拳を痛めてしまい、
今日まで延期になっていたことです。

ところが、
試合の直前（数日前）になって、
対戦相手のフルトン陣営から
井上選手に対して
グローブの下に装着する
『バンテージ』と呼ばれる
拳を守る為の装具の巻き方について、
『フェアにしてくれ！』
という注文を付けてきたんです・・

これは日本とアメリカとの間で、
バンテージの巻き方について
細かな規定の違いがあるのを知っていた
フルトン陣営が、あえて追求してきたことで、
その狙いはもちろん、
さっきお話しした井上選手が痛めた
拳を意識した陽動作戦です。

その結果、井上選手側は
フルトン陣営の要求したアメリカ方式を
採用したとのことですが・・

こういう意外な要求をすることで、
相手のメンタルを乱すのも試合の一環で、
戦いはすでに始まっているんですね。

ボクシングという競技は知っての通り、
リング上では選手１対１同士の試合ですが、
このように実際にはリングの外で、
常に様々な駆け引きが繰り広げられていて、

そんな状況の中で、選手を試合だけに集中させ
勝たせていくかがチームの重要な役割だ、
という側面を持っている競技なんですよ。

関谷はやと

 
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