エアコンの効きを簡単に良くする方法　

From：関谷はやと

ここ数日、僕が住んでいる松山では、
晴れた日は気温と湿度が一気に上昇して
ちょっと動いただけでも、
汗が噴き出すまでになりました。

たしかに天気予報でも
『落雷に注意してください！』
などと言われるようになったので、
梅雨明けも近いんじゃないでしょうか・・

ところで、急に暑くなったせいか、
三栄自動車に入庫してくる車も、
エアコン絡みの点検や修理が増えてきました。

特に屋外保管のユーザーにとっては、
車に乗り込んだ瞬間など、
ちょっと大げさですが
サウナに入った時と変わらないくらいの
室温になっているので、

『なるべく短時間で車内を涼しくして！』

と感じる瞬間が、車のエアコンにとって
最も冷却性能が要求される場面です。

ただエアコンも機械モノなので、
新車から４〜５年程度の初期段階では、
ほとんど気づくことはありませんが、

年数の経過とともに少しずつですけど、
摩耗や劣化は確実に進んでいます。

そのため、
設定温度に達するまでの時間が
いつもより長いとか冷え具合が弱いなど、
ある一定の度合いを超えてくると急に
効かなくなったと感じるようになるんですね。

ところで、
車に搭載されているエアコンは、
『フロンガス』という物質が
圧力や温度の変化とともに周囲の熱を奪う、
気化熱（きかねつ）という現象を利用して、
涼しい風を吹き出しています。

逆にいうと、
エアコン内部のフロンガスの圧力と温度に
異常が起きると効かなくなります。

直接的な原因として多いのが、
エアコン配管の接続部からフロンガスが漏れたり、
フロンガスに圧力を加えている
コンプレッサーという装置の能力が低下して、
正常な圧力が得られなくなった場合です。

車種にもよりますが、、
こういう症状が出てしまうと
修理するのに数万円〜十数万円かかるので、

そうならないために、
ユーザー自身でできる予防策のひとつとして、
フロントバンパーの奥にある
エアコンの室外機に外から水を掛けて
洗浄してやるとコンプレッサーの負担が軽くなり、
結果的にエアコン装置も長持ちします。

その際、注意してほしいのは、
必ずエンジン停止の状態で実施して下さい。

関谷はやと

 
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