事故の陰に潜むリスク 

From:関谷はやと


物語や映画の題材にもなった有名な話に、
今から111年前(1912年)
当時、世界最大といわれた豪華客船の
タイタニック号が航海中の北大西洋上で
氷山と衝突して沈没するという事故がありました。

ところで、111年経った今でも、
北大西洋の海底に沈んだままのタイタニック号を
一目見ようとした探検ツアーの一行が、
潜水艇を使って水深3800メートルもの
海底へと向かったんですが・・
アクシデントにより遭難してしまいました。
そして捜索の結果、残念ながら
全乗組員5名の生存はほぼ絶望的となりました。

ニュースによると今回遭難した原因は、
潜水艇が何度も深海に潜っているうちに
劣化した船体が強度不足になったことで、
水圧に耐えられず押しつぶされたんじゃないか・・
と見られています。

ちなみに水深と水圧の関係ですが、
水深10メートルで1気圧となるため、
3800メートルだと380気圧!(驚)
つまり地上の380倍もの圧力になります。

そう考えると、
今回の潜水艇が元々受けていた傷や、
経年による劣化が、
たとえ小さなものだったとしても、

あくまでそれは地上での話で、
今回向かった海底では、その小さな傷や劣化が
船体に380倍もの影響を及ぼすんですから、
今回の探検ツアーが、
いかに危険性の高いものかが分かります。

ということは、
ツアーの危険性を想定した上で、
船体が水圧に耐えられるよう
メンテナンスされていれば、もしかすると
事故を防げていたのかも知れません。

ところで、
リスクマネジメントや安全災害における
統計理論として知られるのが、
『1:29:300の法則』で、
1件の重大事故の背景には、
29件の軽微な事故や災害があり、
さらに事故や災害が表面化していないものの、

ヒヤリとしたりハッとするケース
(リスク)が、300件潜んでいるため、
重大事故や災害を防ぐためには、
細心の気付きや注意が必要だという考え方です。

ちょっと強引かも知れませんが、
今回の潜水艇の話にたとえると、
1つの小さな傷や劣化を
300倍の規模でとらえる判断力が、
やはり必要だったと思います。

関谷はやと

 
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