トラブルの原因は海水、これってEVだと・・
From:関谷はやと
今日は朝から鮮魚卸商を営んでいる
お客さんの軽トラックにトラブルが発生した!
という連絡を受けて故障現場まで
積載車で引き取りに行ってたんですよ・・
ちなみにトラブルの内容は、
エンジンの冷却水が不足して過熱する
『オーバーヒート』だったんですけど、
そうなった原因は、
冷却水を通している金属製の部品が、
海水に含まれる塩分によって錆が発生し、
そこから腐食が進んだためです。
というのも、魚を生かしたまま運ぶには、
海水の入った容器で運ばなくちゃならず、
ただ、それが日常的な環境になってくると、
錆の発生度合いも急速に進むんですね。
今回は重度のオーバーヒートだったので、
修理するには単なる部品交換じゃ済まず、
2ケタ万円に達するんじゃないかと思います。
ちょっと飛躍し過ぎかも知れませんが、
この時思ったのはビジネス用途の車って、
今回のように、
金属部品にとって大敵の海水を運んだりと、
乗用目的では考えられないほど
過酷な環境下で使われるケースもあります。
ところで、
いま自動車大国と呼ばれる国々では、
排気ガスを発生しない車を優先した
EV一択のようなムードで、
将来の車社会を進めようとしています。
でも電気というのは性質上、
海水どころか水分そのものが苦手なので、
エンジン車ほどの耐久性は求められません。
つまり車の代替えサイクルは、
今のエンジン車よりも短くなるということです。
すると当然ながら、
この負担が魚の流通価格に反映される訳で・・
これと似たケースが、
様々な産業で起こると考えれば、
EV一択では無理がある気がしませんか。
関谷はやと
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