中国の自動車メーカーが、いよいよ日本に・・ 

From:関谷はやと


今朝目にした車関連のニュースによると、
中国に本社を置くバッテリー・EVメーカーの
『BYD(ビーワイディー比亜迪)』が、
来年1月末から日本市場で『アット3』という
SUVタイプのEVを発売するそうです。

BYDについては、
いつもあなたに読んでもらっている
このメルマガでも何度か話題にしていますが、
日本市場では定員30名以下クラスの
小型EVバスを展開していることで知られています。

ちなみに、
日本での販売価格は440万円(税込み)と、
他メーカーの同じサイズ・クラスのEVに比べて
かなり廉価で、国や自治体からのEV導入補助金を
受けることができれば350万円程度になるため、
EVへの乗り換えを考えているユーザーにとっては
選択肢が大きく広がると期待されています。

ところで、、
『アット3』の外観を見た時の第一印象が、
『あれ!?何か見たことがあるぞ』でした。

じゃあ、その『何か』とは?

今年発売されたトヨタ初のバッテリー式EV
『bZ4X(ビジーフォー・エックス)』
の外観にとても良く似ているんですよね〜
まさに『アッと』という車名の通りなのか!?と・・

ところで、中国企業の特徴の一つとして
『真似をする』という気質があるのは、
以前から言われていることで『コピー大国』などと
露骨に批判されるケースもあります。

ただビジネスにおいては
『真似をする』ことが必ずしも悪いとは言えず、
良いもの、うまくいってる物事は日本でも、
それ以外の国々でも取り入れられていますよね。

じゃあなぜ中国が真似をすると批判されるのか?
について僕なりに考えてみたんですけど・・
真っ先に思い付いたのは、
さっきもお話しした『価格の安さ』で
対抗して来るからじゃないかと。

しかも中国という国は世界最多の人口なので、
何か一つ真似をすると規模が大きいため、
市場に与える影響力も大きくなって、
その結果、既存の市場を奪う形になります。

後は、以前ほどではなくなりましたが、
真似とかコピーという行為よりも明らかに劣る、
『どう見てもパクリやろ!?』みたいな作り方で、
真似をした対象や買ってくれたユーザーへの
敬意が感じられないと判断された時に
市場から不快感を持たれるケースかと・・

今回発売される『アット3』が、
他車に似た外観や価格の安さだけでなく、
品質や信頼性、アフターサービスといった点で、
車への評価が世界一厳しいとも言われる
日本のユーザーに認められるかどうかで、
中国の自動車メーカーに対する印象も
この先大きく変わってくると思います。

関谷はやと

 
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