3(スリー)リッター・カー その2 

From:関谷はやと


前回お話しした話題の続きです。

かつて世界中の自動車メーカーが、
(といっても低燃費車を意識したメーカー)
燃費の良い車として目指していたのが、
3リットルのガソリンで100kmの距離を
走ることが可能な『3(スリー)リッター・カー』
と呼ばれる車でした。

でもなぜ自動車メーカーが燃費目標を、
『3リッター・カー』に設定したのか?
その理由と背景が分からないと、

以前よく耳にした有名なフレーズ
『2リッターや4リッターじゃダメなのか!?』
ってなりますよね。

そこで考えてみることにしたんですが・・

その前に、現時点でどの程度
3リッター・カーに近づいているのかというと、
エンジン単独では軽自動車が達成していて、
(ただしアイドリングストップ機能を使って)

コンパクトカーでは
エンジンとモーターを併用する
HVで達成していますがエンジン単独では
まだできていないという状況です。

ここで分かることは、
3リッター・カーを達成するには、
車重が軽く、エンジン排気量の小さい
軽自動車の方が有利だというか
適していることです。

ただ軽自動車の場合は、
搭載しているガソリンの容量が
コンパクトカーや普通車と比べて小さく、
満タンにしても30リットルほどです。

まあ、それでも計算上では
1000km走れることになります。

ところが軽自動車の利用シーンって、
大型トラックのように1日に何百kmも
走る訳じゃなく、ほとんどの軽自動車が
エンジンの始動停止を繰り返しながら
数kmの距離を走る程度なので、
せいぜい計算上の半分となる
500kmといったところでしょう・・

するとここで
3リッター・カーを目指した理由の1つに、
1回の給油で500km走ることができる、
しかも燃費を気にすることなく運転しても・・
という仮説が生まれます。

その証拠に、
コンパクトカーがHVシステムによって
3リッター・カーを達成した後、
さらにエンジン単独でも達成するぞ!
と動かないのも

『1回の給油でほぼ確実に500km
走ることができるようになったんだから、
それでいいんじゃないか!?』

つまりここから先は、
エンジン単独で燃費を追究しても、
開発費が膨大になるだけで、
ビジネスとして成立させにくい、
というのが見えたからじゃないかと・・

なので今回のテーマ
『なぜ3リッター・カーとなったのか?』
についてはエンジンの当面の課題が、
『給油1回で500km走れる車』
という前提条件によって出た数値なんだと。

いま急増しているEVが、
『1回の充電で500km走れるようになる』
というのを当面の開発目標にしているのも、
きっと『3リッター・カー』の
延長線上にあるからだと思います。

関谷はやと

 
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