トヨタ、ロシアでの生産を終了　

From：関谷はやと

つい先日、トヨタから、
ロシア工場での生産を終了する
という旨の発表がありました・・

また今後は、すでに販売した車の
アフターサービス事業のみに留めて、
海外から車を輸入しての販売も行わないそうで、
これで事実上、ロシアからの撤退となります。

ちなみに撤退の理由は、
トヨタが生産終了を発表した１〜２日前に
ロシアが、
ウクライナとの紛争に対する策として、
予備役を動員すると表明したことで、
戦況が拡大・長期化すると判断したためです・・

とはいえ、
トヨタ車はロシアでも人気があるため、
現在の生産設備は
ロシアでビジネスを行っている企業が買い取り、
トヨタじゃないブランド名で
生産を継続すると思われます。

また販売店も同様、
トヨタとは直接関係の無い企業によって、
店舗ごと買い取られる形で、
どこか別の国から新車を輸入して販売する、
という方法が採られると思います。

ただ、
こういった場合は、たとえ新車でも
トヨタが認めない限り正規輸入車とはならず、
並行輸入車として扱われるため、

日本の輸入車ディーラーを例にとると、
新車補償の対象外となるケースがほとんどです。

というのも並行輸入車は、
元々他国向けの仕様で作っているため、
輸入先の使用環境に適していない場合も
あるからです。

さらに、
今回のトヨタの発表を受けて、
他の日本車メーカーも後を追う形で、
ロシアでの事業を終了したり撤退して、

ロシアにある生産設備や販売店舗を
他国の企業に売却するというケースが
今後増えていくでしょうね〜

ただ、さっきもお話した通り、
日本の自動車メーカーの車は、
ロシア国内での人気が高く、その上、
新車の不具合発生率も極めて低いので、

たとえ並行輸入された車であろうと、
ロシア国内の店頭に車が並べば、
間違いなく売れるはず・・

そう考えると、
ロシアでビジネスを行っている企業にとっては、
今回トヨタがロシアから撤退し、
それに他の日本車メーカーが追随しても、
ダメージを受けるどころか、
かえって活気づくんじゃないかと思います。

関谷はやと

 
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