バッテリーは、ある時突然に・・　

From：関谷はやと

僕がメカニックになるため、
愛知県にある専門学校に通っていた当時、
地元に住んでいた友人と、
昨日、何と３０年振りに松山で会いました。

しかも、この暑いさなか
大型バイクにまたがってやって来た友人は、

三栄自動車に到着するなり、
『途中のＳＡでバッテリーが上がっちゃって・・
ガソリンスタンドでブースターケーブルを借りて
他の車に繋いでもらったんですよ〜』と、

まるでバイク旅でのトラブルを
楽しんでいるかのように話すと、

僕の目の前で、
『（エンジンが）掛かるかな！？』
と言いながら、
エンジンスイッチを入れました。

ところがバイクは『キュルキュル・・止』と、
それ以上エンジンを回すことが出来ず、
バッテリーの交換が必要な状態でした。

ちなみにバイク用のバッテリーは、
車用のものとはサイズが異なるので、
『じゃあ、すぐに交換しましょう』
という訳にもいかず、

しかも海外メーカーのバイクだったため、
近所のホームセンターでは、
販売していない可能性もあったので、

そのメーカーの地域販売店に問い合わせて、
何とか調達することが出来ました。
まあ、バッテリーの交換自体は
簡単な作業で済みましたが・・

結果的には、
バッテリーを交換するために
わざわざ遠く離れた松山にまで
やって来る格好になりました。

特に趣味で乗っているような
バイクや車って、毎日乗る
（エンジンを掛ける）訳じゃないので、

バッテリー内部に溜められている電気が、
減っていく事はあっても、、
充電器を接続しない限り増えません。

本来なら、
あまり乗らない車のバッテリーでも、
バッテリーに十分電気が溜まっている状態、
満充電（まんじゅうでん）を保っておくのが、
バッテリーにとっては
良いコンディションなんですけど、

今回のように満充電じゃないままで
長距離ドライブに出てしまうと、
バッテリーが充電や放電をする際の負担が増し、
おまけにこの暑さの中、周囲からの熱で
一気にバッテリーが弱ってしまい、
その結果、
電気を溜めることが出来なくなるんですね。

すると後は運任せとなり、
大抵の場合は、
ある時突然エンジンが掛からなくなります。

ＪＡＦ（日本自動車連盟）の
レスキュー出動実績を見ても、
バッテリー上がり（過放電）は、
一般道路でトップ、高速道路でも
タイヤ、燃料切れ、事故に続いて
４番目に多いトラブルとなっているので、

目安として前回交換してから
２年以上経過しているバッテリーは
『突然上がることがある・・』
というのを覚えておいてください！

関谷はやと

 
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