テスラの驚くべきボディー構造
先日、このメルマガでお話しした、
アメリカのEVメーカー『テスラ』が発売した
最新の『モデルY』という車に搭載されている
バッテリー(EV用電池)が、
テスラの従来モデルように、
乾電池のようなバッテリーを数百個並べて連結し、
バッテリーパックとして部品化したものじゃなく、
ボディーの構造写真にある、
(マーカーで囲んでいる部分です)
フロア中央部の上に電池を敷き詰めたあと、
電池同士のすき間を樹脂で固めることで、
フロアとバッテリーパックを一体化させた
構造体になっているんですね。
つまり、バッテリーパックそのものが、
ボディーを構成するフロアとなるため、
従来モデルのように、
重量物(約500kg)である
バッテリーパックを搭載するために
ボディーを強化する必要が無くなりました。
これによって、
ボディー自体の強度を高めつつ、
部品点数を削減できるメリットがあります。
ところがその反面、
バッテリーパックそのものに、
何かトラブルが生じた場合、
従来モデルであれば、
バッテリーパックだけを交換することで
対応できていましたが・・
最新モデルの場合は、
電池そのものを樹脂でフロアに接着しているので、
従来モデルのようにバッテリーパックだけを
交換することができなくなったんですね〜
その件について、
前回のメルマガで僕は、
バッテリーの品質と信頼性が向上したことで、
バッテリーパックを交換するという
作業自体が減ったことを背景に、
メンテナンスに対する方針の中から、
『バッテリーパックの交換が無くなった』
『バッテリパックじゃなく車ごと交換する』
という風に説明していたんですけど・・
その後、YouTubeにアップされた
最新モデルを分解検証している様子を見ていると、
ネジを40本程度取り外せば、
ボディーからフロア全体を
切り離せる構造になっていたんですよ(驚)
つまり、
バッテリーパックの交換が必要になった時には
ボディーからフロア全体を切り離してから、
シートや内装材を取り払って、
バッテリーパックを交換するという方法で、
対応できるようになっていたんです。
それとテスラに限らず、
従来の車のボディーというのは、
数百点のパネル(鉄板)を溶接して、
写真のような形状のアンダーボディーを
構成しているんですけど、
ところが、今回のテスラ最新モデルは、
前側のタイヤハウスが左右それぞれ1点ずつ、
そして、さっきお話ししたフロアに、
後ろ側のタイヤハウスが1点と、
極端にいうと、わずか4点の構造体で、
アンダーボディーが構成されているんですね。
エンジンから電気モーターへという、
車の動力部分ばかりが注目されがちな
テスラですけど・・
実はボディーの構造も驚くほど、
革新的な技術を取り入れていたんですよ。
関谷はやと
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