EVのシェアはこのまま伸びていくのか!?その2
いつもあなたに読んでもらっている
このメルマガでも度々EVの話題を出しているので
EVを走らせるには『電気』が必要だというのは、
よくご存じだと思います。
また、電気は大きく分けると、
直流電気と交流電気の2種類があって、
エンジン車やEVのバッテリー(電池)には、
直流電気が使われています。
ところが、
EVの充電器がある自宅の車庫や駐車場って、
電柱から流れてくる交流電気が使われているので、
EVに充電する際には、
充電器側でわざわざ直流に変換してから
バッテリーに充電しているんですね・・
じゃあ、何でこんな
ややこしいことをやってるのかというと、
電線を使って電気を遠くに流す(送電する)には、
直流よりも交流の方が効率良く送電できるからです。
逆に、EVを走らせるような場合には、
バッテリーに電気を溜めておく必要がありますが、、
電気の性質上、直流じゃないと
電気を溜めることが出来ないので、
必然的に直流が使われるようになります。
こんな風に、電気というのは目的によって、
直流や交流のように種類を変えたり、
また流れる電気の強さ(電圧)や量(電流)を
自在に変えることもできるので、
エンジン車に使われるガソリンと同様、
車を走らせるための燃料として、
使い勝手の良い性質を持っています。
ところで自動車向けの燃料には、
ガソリンや電気以外にも、
水素を空気中の酸素と反応させて発電するEV
『燃料電池車(FCV)』のほか、
ガソリンのように、
水素を直接エンジンで燃焼させる
水素エンジン車の開発も行われていて、
『水素』への期待が大きくなっています。
また、一見すると、
EV化の流れと逆行するように思われますが、
実はエンジン車って、
今でも『燃費』の改善が着々と進められていて、
僕の個人的な感覚ですけど、、
EU(ヨーロッパ連合)で決定した、
2035年に、
エンジン車の新車販売を終了する、
という方針にも、
今後の燃費改善の成否によっては、
もしかすると変更が入るかも・・
(エンジン車が存続する)と思っています。
EU諸国と比べて、
日本がEVの普及に慎重というか、
ゆっくりしているように映るのは、
今お話ししたように、
電気だけにこだわることなく、
色んな種類の燃料に可能性を求めている最中
だからかも知れません。
関谷はやと
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