ウィンブルドンを観て学んだこと　

From：関谷はやと

先日、
イギリスでテニスの『ウィンブルドン選手権』
男子シングルス決勝戦が開催され、
セルビアのノバク・ジョコビッチ選手が、
昨年に続いて優勝し、
この大会の４連覇を成し遂げました。

僕はこの試合を、
テレビのライブ中継で観てたんですけど、
日本では７月１０日（日）
午後１０時頃からの試合開始だったので、
余程じゃない限り、
今日中には終わらんだろうな〜と思いながらも、
とにかく寝落ちしないよう気合を入れましたよ（笑）

ちなみに今回の対戦は、、
先ほど紹介した昨年の優勝者ジョコビッチ選手と、
今回が初のグランドスラム決勝進出となった
オーストラリアのニック・キリオス選手です。

（ウィンブルドンを含む、全仏、全豪、全米の
四大大会をグランドスラムと呼んでいます）

キリオス選手の持ち味は、
何といっても長身から打ち下ろす超高速のサーブで、
プレーヤー中最速ともいわれています。

試合の序盤では、
対応力に優れるジョコビッチ選手でさえも、
ほとんど動けていない場面が（反応が遅れている）
何度も見られました。

そして、
獲れば試合運びが最も有利にはたらく、
ともいわれる第１セットを先取したのは、
サーブも好調だったキリオス選手の方でした・・

この時点で僕は、ジョコビッチ選手が、
このまま相手のサーブに対応できなければ、
今回の決勝戦は危ないぞ・・と思いましたし、

実際に試合中のプレーを見てても、
軽快な動きでボールに良く反応しているように
映ったのは、キリオス選手の方でした。

ところが！
２セット目に入ってしばらくすると、
ジョコビッチ選手は、あれほど追いつけなかった、
キリオス選手の超高速サーブに、
段々とタイミングが合い始めたんですね（驚）

そして、この辺りから、
試合経験の差がハッキリと現れだしました・・

様々な方法を試しながら、少しずつ
レシーブの精度を高めていたジョコビッチ選手が、
２セット目を獲ってキリオス選手に並ぶと、
続く３セット目も連取して、ついに逆転！

キリオス選手と接戦の末、
４セット目も獲ったジョコビッチ選手が、
セットカウント３−１でみごと優勝！

終わってみれば、
いつもながらジョコビッチ選手の
冷静な試合運びが目立つ格好となりましたが、

しかし・・
どれだけ追い込まれても動揺せず、
必ず活路を見出して逆転するという、
あのスキルの高さと強いメンタルは、
一体どうやって身に着けたのか？

そこで僕なりに想像してみたのが、

ジョコビッチ選手には、どんな相手とでも
フルセットで戦えるプランを考え、
そのための準備を日頃から重ねているんだろう、
ということです。

これをビジネスに例えるなら、
しっかりとした事業計画に基づいて経営し、
たとえ予測不能な事態に直面しても、
最適な対応を取るための準備が、
日頃から出来ている状態でしょうか・・

そう考えるとジョコビッチ選手は、
高いスキルや強いメンタルとともに、
卓越したマネジメント能力を備えた人物
でもあることがよく分かります。

関谷はやと

 
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