日本のＥＶ化はトラックから？　

From：関谷はやと

数日前のメルマガで、
トヨタの子会社で日本のトラックメーカー
『日野自動車』がディーゼルエンジンの
排気ガス試験データに不正があった、
という問題についてお話ししました。

実は、これとよく似た出来事が
今から６〜7年前に起こっていて、
その時はドイツのＶＷ
（フォルクス・ワーゲン）が、
アメリカ市場向けのディーゼル乗用車で、
排気ガス試験データの
不正を行っていたことが発覚して、

当時『ディーゼル・ゲート』と呼ばれ、
世界販売台数トップを争っている
あのワーゲンが不正を！？みたいな衝撃が
世界中に広がったんですよ。

ちなみに、
この出来事がきっかけになったのかどうか・・
それ以降、
ヨーロッパの自動車メーカーを中心に、
というか、
国を挙げて車が電動化へと向き、

従来のエンジン車から、
燃料を給油しないＥＶを主流にした
政策を次々と打ち出すようになりました。

その後、アメリカや日本や中国にも
同様の動きが広がったことで、　
ＥＶに対する注目度合いも
一気に上がっていったんですね〜　　

そうやって考えていくと、
これまでトラックに多用されてきた
ディーゼルエンジンの排気ガス対策を
技術的な面でクリアし続けることが、
もう限界に達してるのかも知れません・・

そんなタイミングで実は先日、
先ほどお話しした日野自動車と、
『いすゞ自動車』という、
同じ日本のトラックメーカーが共同で、
ＥＶバスを開発し2年後となる、
２０２４年には生産を始めるという、
ニュースがありました。

僕の表面的な認識かも知れませんが、

自動車普及の歴史的な背景を見ていくと、
ヨーロッパでは乗用車からスタートしていて、
一方の日本では、
トラックに代表されるように、
商用車（物資を運搬する車）から
普及してきたように思います。

すると今回の出来事をきっかけに、
これから日本のトラックが、
一気にＥＶ化へと向かう可能性も
十分に考えられると思いませんか？

関谷はやと

 
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