ソニーとホンダでEVを(最終話)
前回のメルマガからの続きです。
ソニーとホンダがEVの分野で提携し、
早ければ3年後には共同で開発した
EVを登場させる予定とのことで、
このニュースを最初に見たとき僕は、、
両社が提携するに至るまでには、
日本の企業同士だから、
お互い気心が知れているからだろう・・
みたいに考えてたんですよね。
というのも、
ソニーにとっては新しい事業として
将来性という点で最も注目されている
EVに参入したいと考えていたし、
またホンダにとっても、
今後のラインナップをEV一本に絞る、
と宣言はしてみたものの・・
ところがホンダって、
他の自動車メーカーみたいに、
同業者同士でグループ化する訳じゃなく、
EVの開発競争においては、
ますます競争が激化している環境の中、
ホンダが1社単独で
独自性や優位性を手に入れようとすれば、
EVにも多用されている
デジタルカメラの核心的な技術では、
世界の中でも、
圧倒的なシェアを持つソニーと
手を組むことが出来れば可能だ、
そう考えることも十分あり、
こうした実務的な点においても、
両社の思惑が一致するからです。
ただそうなると、
ソニーにとっては自社技術の向け先が、
ほとんどホンダ1社に偏ってしまう訳で・・
逆にホンダにとっても、
デジタルカメラ技術の分野で、
ソニーより優れた企業が現れたとしても、
簡単には切り替えられないので、
逆にいうと、
両社にとってはメリットだけじゃなく、
リスクを抱えることにもなるんですよね。
となると、ソニーとホンダが、
共に日本の企業であることや、
実務面での思惑が一致したから、
という理由のほかに、
もっと核心的な理由がないと、
提携にまで至らないんじゃないか?
そこで前回は、ソニーという企業が
創業した当時の時代背景とともに、
もともと軍需電子機器の開発を行っていた
井深大(いぶかまさる)という発明家が、
中心となって設立した経緯をお話ししました。
次にホンダが創業した当時の
時代背景や起業した経緯を調べてみると、
ソニーと同様、ホンダも、
戦前、自動車修理工場を経営し、
その後、自動車部品製造会社を経営し、
のちにホンダを創業した
『本田宗一郎』氏が、
終戦直後という時代背景の中、
もともと陸軍で使われていた、
無線機用のエンジン付き発電機から、
エンジンだけを取り外して改造したものを
当時、大衆の主力交通手段だった
自転車に取り付けてみたところ・・
これが見事に大当たり!
それを元手に、
オートバイ、自動車の製造へと手を広げ、
現在のホンダに至っています。
こうして見ていくと、
戦後の混乱期という時代背景、
軍需品を民生転用して製品化、
そして天才的というか、
奇想天外な発想で行動した人物と
それを支えた周囲の人たち、
さらに製品を購入するユーザーの属性や
マーケティング手法という点でも、
驚くほど共通しているソニーとホンダが、
お互いを同志のように感じていたとすれば、
これ以上核心に迫る理由はありませんよね。
関谷はやと
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