大雪のニュースから保険ことを考えてみました 

From:関谷はやと

 

大雪による交通渋滞(昨年の関越道の様子)

僕が住んでいる地域でも、
連休が明けてから急に寒くなり、
昨日は今年初めてとなる雪混じりの雨でした。

またニュースを見ていると、
北海道や東北の日本海側では、
急激に発達した低気圧の影響によって
『湿った雪』が大量に降り積っていました・・

ところで、
雪の影響で起こる車のトラブルといえば、
スリップによる立ち往生や衝突事故のほか、
渋滞路でエンジンを長時間
かけっ放しにすることで起きる燃料切れ、
などを想像しますが、、

それ以外にも今回の大雪のように
『湿った雪』の場合は積もり過ぎると、
車の天井が雪の重さに耐えきれず、
つぶれてしまうこともあるんですね〜(恐)

たしかに、、
車用ガレージのカタログなどにも
通常の屋根材より強度を持たせた
『降雪地仕様』なんてのがあるくらいなので、

雪の重みによる破損は、車だけじゃなく
様々な物件で発生しているんでしょうね・・

実は雪って意外に重くて、
湿った雪になると、
1平方メートルの広さの所に
1メートルの高さで降り積もると、
重さは100kg以上にもなるんだとか(驚)

なので、
今お話しした降雪地仕様の建築物は、
1平方メートルあたり300kgの重さでも
耐えられるように設計されているそうです。

まあ、水だと同じ条件で
1トンもの重さになりますからね〜

そんな事情もあってか、
降雪地域で車の事故修理をやっている工場は、
大雪が降ると一気に忙しくなると言ってました。

もちろん、
車に車両保険を付保していれば、
こうした大雪による破損でも、
保険金で修理代をまかなえるので
費用面での負担は減るんですけど、、

ところが車両保険というのは、
雪の被害が起こりやすい地域でも、
地震保険のように
地震が多い地域は高い保険料で、
逆に少ない地域は安いという風に
地域ごとで保険料が違う訳じゃないんですね。

まあ、大雪と地震とでは、
被害の規模が全く異なるので、
ひとくくりにすることは出来ませんが、、

それでも被害が発生する確率でいけば、
大雪の被害なんて、ほぼ毎年発生していますし、

着雪による重みで電線同士がショートして、
大規模な停電が起きた・・みたいな
広範囲に影響が及ぶトラブルも
実際に起きているので、

これからの損害保険は、
地域の特徴によって保険料が異なるように
商品設計をする必要があると思いますね〜

関谷はやと

 
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