１枚のＤＭから、、　

From：関谷はやと

三栄自動車の仕事始めは
１月５日（水）からなんですが、、

今日は昨年末にできなかった
デスクまわりの片付けをするため、
会社に出ていたところ・・

１枚のファックスＤＭが入ってきました。
まあ、よくあるのは、
『事務用品を驚きの価格で！』とか、
『急に資金が必要となった時には、ぜひ！』
みたいな内容が多いんですけど・・

今回は、
『自動車整備機器、鈑金機器を
現金買取りします』というＤＭでした。

ちなみにですが、、
三栄自動車でも使っている
自動車整備用の設備機器の中で
車を持ち上げたりするような、
比較的大型のものは、大体が日本製なので、
安全性が重視される整備用機器においては、
しっかりと作られている日本製品が、
海外でも人気が高いんですね〜

しかも今の為替相場は、
日本からの輸出に有利な円安なので、
海外の整備業者向けに販売するのか・・

あるいは、こうした設備は
素材に鉄を多用しているので、
２年前に比べて３倍、昨年から比べても
１．５倍にまで相場が上昇している
『鉄スクラップ』としても需要が見込めます。

そういった背景もあるので、
全国の自動車整備会社にＤＭを出してるのか？
なんて考えてた時、、そういえば、

今から１５年近く前にも、
これと同じ内容のＤＭが
良く届いていたのを思い出しました・・

その頃は、
ちょうど世の中で中古品の買い取りとか、
リサイクルが注目され始めた時代で、

今の持ち主は不要だと思っている物が、
別の人にとっては必要な価値あるもので、
その価値の差をお金に換算する、
というビジネスが
様々な商品へと広がっていきました。

このビジネスモデルを応用したのが、、
自動車整備機器の買取り業者で、

新たな整備機器を導入したので、
いま使っている設備が不要になった、
という人と、
新たに自動車整備業を開業したいけど、
新品で揃えるには資金が足りない、
という人とを取り次いでいました。

ところが、
世界的な経済危機となった
『リーマンショック』の影響により、
日本国内の流通市場も冷え込み、

すでに買い取っていた自動車整備機器は
鉄スクラップと同等の価格になり、
整備機器の買取りビジネス自体が、
行き詰まってしまいました・・

もしあの時代が、
今と同じ鉄スクラップの相場だったら、
当時の買取り業者も、別の方法で
ビジネスを続けられたかも知れません・・

そのくらい先を読みにくいのが、
『相場モノ』の性質なんですね〜

関谷はやと

 
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