太陽光でＥＶを走らせるには・・　

From：関谷はやと

 

日本の電機メーカー『東芝』は、
ＥＶの外板パネルに貼り付けることで
1日あたり３５ｋｍもの航続距離が得られる
世界最高効率の太陽電池の開発に成功し、
２０２３年度をメドに自動車メーカー向けに
サンプル出荷を開始するんだそうです。

ちなみにですが、、
車のボディー外板に太陽電池（ソーラーパネル）を
貼り付けて、発電して得られた電気を
バッテリーに充電するという方法自体は、
すでに実用化されているので、
そこまで目新しい訳じゃありません・・

ところが、今使われている太陽電池は、
あくまでバッテリーの補助的な電源としての
役割り・位置づけ程度の発電能力なので、
大きな電力が必要なＥＶを走らせるまでの
電気を得ることはできなかったんですね。

でもＥＶを走らせられるほどの太陽電池なら
ソーラーパネル自体に多少コストが掛かっても
車のボンネットや天井、トランクといった
ボディー外板パネルに代用しても、
十分メリットを発揮できるはず・・

しかし、、いくら効率が良く、
ＥＶを走らせられる太陽電池だといっても、
あのギラギラと反射するソーラーパネルを
ボディーの外板にしてしまうと、
眩しすぎて運転しづらくなるんですよね〜

となると、眩しさを防止するため
ソーラーパネルの表面に塗っても
発電効率を落とさない塗料の開発も必要です。

ＥＶの航続距離を延ばしたり
充電時間をなるべく短くするためには、
ボディーの表面を
高効率なソーラーパネルで覆うのが、
たしかに理想的ではあるんですけど・・

ただ実際には口で言うほど簡単じゃなく、
実現するにはクリアしなければならない課題が、
たくさんあることが分かります。

それでも、こうした東芝の太陽電池ように
一つ一つの技術や分野で世界初とか、
これまでで最も優れている・・
といった結果を積み重ねていくことで、

エネルギー的にも、また実用面でも、
ユーザーにとって使い勝手のよいＥＶが、
やがて日本の自動車メーカーから
誕生するはずだと期待しています。

関谷はやと

 
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