この時期に過去最高とは!?
車関連のニュースに、
興味深い話題の記事があったので、
あなたに紹介したいと思います。
日本の・・というか、
世界でも1、2位の規模を誇るトヨタが、
2021年度の前期(4〜9月)実績を、
このほど発表したんですけど・・
なんと、売上高・利益ともに
『過去最高!』だったそうです(驚)
ちなみに、
どのくらい最高なのかというと・・
まず売上高は、
前年比11%増となる7兆5457億円、
そして営業利益も、
7499億円という金額だったんです。
しかし、世界中がコロナ禍にあって、
トヨタ自身も、
減産や減産による販売台数の減少で、
普通に考えれば、
業績は低下するはずなんですよね。
ところが、、
『企業努力によって持ち直した』
くらいの実績回復なら話も分かりますが、
『過去最高』って一体・・
どうしてなのか不思議に思いませんか?
そこで、
詳しく調べてみて分かったのが・・
まず、利益が伸びたのは、
ドルに対して円安となった影響で、
海外への輸出が『為替差益』によって、
5000億円も出たことが
大きな理由だそうです・・
まあ、為替差益によって、
利益が『かさ増し』される現象自体は、
今回に限ったことじゃないので、
もっとほかに大きな理由があるはず。
そう思ってさらに調べてみると、
新たな発見がありました。
それは海外の販売事情で、
特にアメリカで目立った現象なんですけど、
コロナ禍による減産のため、
一時的な商品不足となったことから、、
トヨタが販売店へ出荷する際、
今までのように卸売価格を値引きしなくても、
販売店が仕入れてくれるようになった、
という理由があったんですね〜
これはアメリカにおける
新車の販売方法に特徴があって、
日本の販売店みたいに、
売れてからメーカーに発注するのじゃなく、
アメリカの場合は、
販売店の方から、
今月は○○台仕入れます、とか、
逆にトヨタの方から、
今月は○○台仕入れてもらえませんか?
みたいに、
見込み発注で台数を積み上げていく、
という方法を採っているため、
どうしても、作り過ぎとなり、
新車の供給過多が常態化していたんですね。
でも作った新車は、
売らなきゃお金にならないので、
トヨタは販売店に対して、
大幅な値引きや仕入れ台数によって
インセンティブを設定していました。
ところが、
減産によって値引きしなくても
新車が売れた、というだけで、
過去最高の売上高になったということは、
逆にいうとトヨタは、
今まで販売店に対して、
どれだけ値引きして新車を卸していたんだ!?
ということですよね〜(驚)
あくまで海外での話ですよ(笑)
関谷はやと
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