自動車編カーボンニュートラル　

From：関谷はやと

地球温暖化の原因
その一つだと言われているのが、
二酸化炭素（ＣＯ２）をはじめとした
『温室効果ガス』と呼ばれる物質で、

この物質が、
車のエンジンから出る排気ガスの中に
含まれているという理由もあって、

現在ではエンジンだけで走る車から、
エンジンと電気モーターを組み合わせた
ハイブリッド車（ＨＶ）や、

燃料自体にＣＯ２排出の元となる成分が
そもそも含まれていな電気を動力源にした
電気自動車（ＥＶ）へと、
主流が代わろうとしているんですね〜

しかし・・ＣＯ２というのは、
そんなに環境に悪影響を及ぼすのか！？

なんて思ってしまいそうですが、、

実は普段僕たちが呼吸するだけで、
口や鼻から排出されている物質なので、

先ほどの車の話のように、
『ＣＯ２は悪いヤツだ！』と決めつけてしまうと、
僕たちも呼吸しづらくなるんですよね〜（笑）

でも大丈夫です！

僕たち人間が排出したＣＯ２は、
植物の光合成（こうごうせい）によって、
栄養分として取り込まれたあと、
再び人間の呼吸に必要な酸素へと変換して
排出されているからです。

ということは、その際に、
人の呼吸から排出されるＣＯ２の量と、
植物が光合成のために取り込むことができる
ＣＯ２の量が同じであれば、
実質プラスマイナス・ゼロとなるので、
何の問題もありませんよね。

これを世の中の生産活動に当てはめたのが、
『カーボンニュートラル』という考え方で、

例えば、エンジン車の排気ガスから、
ＣＯ２が排出されるのは仕方ないが、
その分、別の方法によって、
ＣＯ２の回収や吸収が出来れば、
それで問題ないですよ、となります・・

ところが、世界中に
自動車が行き渡っている現在では、
自然界で吸収可能なＣＯ２の量を
はるかに超えて排出されているため、、

世界規模で、
『これ以上エンジン車を増やしちゃならん！』
となっているんですね。
（まあ実際には車だけじゃないんですけど）

すると人（国）によっては、
『じゃあすべてＥＶに変えりゃいいでしょ！？』
みたいに、
極端な方向に進もうとする人たちもいて・・

そのせいで、
ＥＶ用バッテリーの原材料が高騰したり、
ＥＶが急激に増えてしまうと、
今の電力供給体制のままでは追い付かない、
という課題も生まれています。

そこで注目され始めたのが、
太陽光発電のように
自然界から得られるエネルギーや、

植物などを加工する過程で得られた
再生産エネルギーをバイオ燃料として、
エンジン車の燃料に使おう、という動きです。

という訳で
『カーボンニュートラル』を達成するためには、
単に車の燃料をガソリンから
電気に変えれば済むという話じゃなく、

ＣＯ２を排出する割合に応じて
さまざまな燃料を組み合わせていくのが、
複雑ではあるものの、
最も効果的な方法じゃないかと思います。

関谷はやと

 
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