(コロナで)今は大変ですけど・・ 

From:関谷はやと

 

ロータスが中国、武漢市に新設する
研究・開発拠点のイメージ図

JETROの発表によると、
(ジェトロ:日本貿易振興機構)
イギリスの名門スポーツカーメーカー
『ロータス』が、中国の(あの!?)武漢市に、

グローバル拠点として世界戦略向けの
研究・開発部署と高級EVの新工場を設立し、

EV工場の方では、
今年末から一部ですが生産を開始し、
来年にはロータス初となるSUVモデル
『タイプ132』の生産を本格的に進めるそうです・・

ちなみにロータスというメーカー、
現在は中国の『吉利(ジーリー)』という
自動車メーカーのグループに属していて、、
それで中国を新たな拠点に選んだ、
という理由もありますが・・

それよりも、
武漢市という地域には元々、
中国国内のメーカーばかりじゃなく、
日本のホンダや日産のほか、
フランスのプジョー・シトロエン、ルノー
アメリカのGM(ゼネラル・モーターズ)といった、

世界中の自動車メーカーが
生産や開発の拠点にしてる場所だったので、
自動車メーカーにとっては、
馴染みやすい環境ではあったものの、

それでもロータスは撤退じゃなく、
新たに武漢市を拠点にする訳ですから、

日本国内だけの報道を見ていると、
新型コロナウィルスの発生地ともいわれている
武漢市は、壊滅的な状況に陥ったまま、
『もう終わってる・・』と思わせるような
側面しか見せてない印象を受けますが・・

こういうニュースを聞くと、
実際には、終わってるどころか、
経済活動において武漢市は、
コロナウィルスの影響を前提としながら、
すでに新たな段階へと進んでいるんですね。

まあ、コロナウィルスの影響で、
大変な状況を強いられている人からすれば、
『よくもまあ、抜け抜けと・・』
なんて思われるかも知れませんが・・

世界で一番最初に
大変な状況に遭遇した武漢市だけに、
その状況から脱した後の経済活動は、

元通りになるどころか、
新たな投資を呼び込めるくらいの
勢いが付くことを示しているともいえるので、

たしかに今は大変ですけど、
今回のニュースのように、
やがて出口は見つかるはずだと信じています。

関谷はやと

 
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