あれから30年・・
ちょうど今から30年ほど前、
日本では『公定歩合』と呼ばれる
日銀から銀行に資金を貸し出す際の金利が
段階的に引き下げられたことで、
銀行から民間への融資も盛んになり、
その過程で『土地』という不動産に、
異常なまでの担保評価が付けられ、
本来の資産価値より何倍も上回る金額で
不動産取り引きが行われた結果、
市場に流通しているお金が土地に集中し、
土地の価格が急激に上昇しました。
すると、
銀行からお金を借りて土地を購入し、
その土地を担保に入れて、
また銀行からお金を借りて、さらに別の土地を購入し、
返済期限が到来する前に土地を売却するだけで、
とんでもない転売益が得られるという現象が起こり、
『バブル経済』の大きな要因となりました。
ところがその後、
行き過ぎた不動産投資を抑えるため、
お金の貸し手側である銀行に対して
当時の大蔵省から(いまの財務省)
『不動産向け融資の伸び率を、
総貸出の伸び率以下に抑えなさい!』
という行政指導が入ることとなりました。
これが『総量規制』と呼ばれるものです。
それに加えて『日本銀行』が、
金融引き締めと称して公定歩合が、
大幅に引き上げられた結果、
先ほどお話しした、
不動産投資目的で
お金を借りていた人の資金繰りが
一気に悪化したことで、返済のために
購入した土地を投げ売ったり、
借りたお金を返済できなくなる人が
続出したんですね〜
すると、土地の価格は暴落し、
貸し手側である銀行も貸し出していたお金の
引き上げ(回収)を行いましたが、
中にはお金を返してもらえないという、
『焦げ付き』が大量に発生し、
破綻(はたん)する銀行も現れ始めると、
いよいよ『バブル崩壊』となり、
日本経済は一気に低迷したんですね〜
あれから30年が経ちますが、、
実はお隣の国、中国でも、
これと全く同じ現象が起きようとしています・・
しかも理由は日本の場合と同じで、
今年の1月から実施されることとなった
不動産投資に対する『総量規制』です。
ちなみに中国では、
土地の所有が禁止されているので、
高層マンションのような不動産が投資の対象です。
この影響で、つい先日
中国で最大級の不動産投資会社
『恒大集団(エバーグランデ)』が、
およそ2兆元(3000億ドル)
日本円で約33兆円!?もの負債を抱えて
破綻するかも・・と注目されています。
この2つのケースで分かったのが、
土地や建物という不動産は、
自分が住むためだとか、
事業の用地として使うためのもので、
一時的には、
うまくいったように見えても、
投資の対象としては続くものじゃない、
ということでしょうね・・
関谷はやと
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