スマイル　

From：関谷はやと

テレビＣＭが流れているので、
すでに見た人がいるかも知れませんが、、

先日スズキから、
『ワゴンＲスマイル』という新型車が発表され、
９月に発売するというニュースがありました。

ワゴンＲスマイル

ちなみにこの車、元々は『ワゴンＲ』という、
スズキを代表する軽ワゴン車をベースにした
派生モデル（はせい）なんですが、、

大きな特徴としては、
後部ドアが『ヒンジ式』と呼ばれる
手前に開くタイプのドアから、
スライドドアに変更されている点です・・

またスズキの鈴木俊宏社長は、
『ワゴンＲスマイル』の発表に際して、

『後部座席への乗降のしやすさ』

『大きな荷物の出し入れがしやすい
両側スライドドアにして機能性を高めた』

という点をアピールし
『スマイル』と名前にちなんで、

『お客様を笑顔にできる商品に仕上がった』
とコメントしていました。

ところが、スライドドアのタイプなら、
すでに『スペーシア』というモデルがあるので、
本来なら、カブってしまうじゃないか！？
となるんですけど・・

ただ、そこは両者の車高の違いを際立たせて、
既存のスペーシアというモデルには、
『ハイトワゴン』（ハイト：高いという意味）

そして今回発表のワゴンＲスマイルを
『トールワゴン』（トール：平均よりも高い）

という風に、
同じ（車高が）高いを意味する表現でも、
微妙なニュアンスの違いを
『カテゴリー分類』というトリックを使うことで、
あたかも全く違うタイプの車なんですよ、
という風に聞こえるよう、うまいこと
呼び方を変えているんですね〜（笑）

とはいえ、冷静に考えると、
両者は車高が違うというだけで、
何でわざわざ似たような形状にするのか！？
って思いますよね・・
しかも新型車まで作ってですよ。

ところが、この手法は、
スズキだけが使ってる訳じゃなく、

実は、スズキのライバルメーカーである
『ダイハツ』も同じ方法を使って、
それぞれ異なるユーザー層に向けて
アピールすることで販売台数を
伸ばしていたんですよ・・

それが、ダイハツの軽ワゴン車
『ムーヴ』シリーズの派生モデル
『ムーヴ・キャンバス』という車で、

実は今では、
元のムーヴよりも売れているそうです（驚）

ということは、
今回発表した『ワゴンＲスマイル』には、
ダイハツの『ムーヴ・キャンバス』という、
すでに成功した先例があったので、

その手法を良くいえばスズキが、
『取り入れた』となりますし、
ちょっと意地のわるい言い方だと
『パクった・・』になるんじゃないかと・・

どちらにしても、
スズキにとって販売台数が伸びれば、
車名の通り『スマイル』になりますが、

まあ、その辺りについては、
いつもこのメルマガを読んでくれている
あなたが、両モデルの姿を見比べて
判断してもらえればと思います。
：
しかし、よく似てるなあ（笑：スマイル）

関谷はやと

 
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