金メダル獲得のために！　

From：関谷はやと

１年遅れの東京オリンピックが、
始まってからちょうど１週間となりました。

今回のオリンピックでは、
前半に格闘技や球技、水泳のほか、
サーフィンやスケーとボードといった
新種目が織り交ぜられていて、

中盤、後半の陸上競技へと続いていく、
という種目配分の中、様々な競技で、
すでに多くのメダリストが誕生して、
幸先の良いスタートダッシュになっています。

しかしその反面、
メダル最有力候補と目されていた選手が、
惜敗を喫した場面を見たりすると

『オリンピックには魔物が潜んでいる』

というのも、
本当なのかなあ、なんて思います・・

そんな中で、
僕の印象に残っているのは、
何といっても『卓球混合ダブルス』で、
強豪の中国チームを破って、
見事金メダルを獲得した試合ですね。

というのが、
序盤中盤は追い込まれながらも、
最終ゲームに入るタイミングあたりで、

技術とメンタルと体力の全てを、
一気に最高点にまで持ち上げて、
そのまま圧倒的強さを発揮して
勝利するところが、

試合を勝ち急ぐのではなく、
ルールで定められている
全てのラウンドを使い切る試合運びを
最初から想定しているように見えて、

それが何ていうのか・・

１年間という
事業年度のもとで収益を挙げながら、
会社を成長させていくビジネスと、
どこか通じるものがあって、
とても共感できるんですよね〜

ちなみに今回優勝した
『水谷隼』と『伊藤美誠』の両選手を

卓球に専念できるよう
環境面からバックアップしている
『ナショナルトレーニングセンター』
と呼ばれる施設があるんですけど、

その設立を提唱したのが、
ソウルオリンピックの卓球で、
元日本代表選手として出場した
『宮崎義仁』という人物で、

（今回のオリンピックでは
解説をされているので、
知っている人もいると思います・・）

実は僕、数年前に、
この方の講演会に参加する機会があって、
その時聞いたのが、

何とこの方、前職では、
地方銀行の重役秘書をされていて、
事業の企画や組織運営といった仕事が
本業だったそうで・・

その時の経験を活かして、
さっきお話ししたナショナルチームや
ナショナルトレーニングセンターの
設立を提唱したほか、

若年層から選手を育成するための
エリートアカデミーの設立といった、

卓球に専念できる環境づくりのため、

関係省庁や団体に向けて、
企画書や提案書を出しまくったそうです（驚）

ただ、エリートアカデミーを
提唱した当初は（今から２０年も前のこと）
組織だって若年層の選手を強化しよう、
というような発想を持つ人がおらず、

まずはそこからのスタートだったそうです・・

そうやって考えると、
今回の卓球混合ダブルスで、
金メダルを獲得するまでには、

実は途方もなく長い年月が、
かかっていたんですね〜

関谷はやと

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